まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

別府茂

2016年10月20日

別府茂 (べっぷしげる)

ホリカフーズ㈱
日本災害食学会(理事)
NPO法人日本防災士会(参与)

主な活動地域:

新潟県 魚沼市

生年月日:1953年3月29日
出身地:新潟県新潟市
最近の防災・減災活動:
【講演】
保健所等の依頼による講演多数
【著書】
2014 災害時における食とその備蓄  建帛社 (共著)
【論文等】
2010 災害時に役立つ食品技術 日本調理食品研究会 Vol.17 No.4 2011
2012 非常食から被災生活を支える災害食へ 科学技術動向 3・4/2012
2013 非常食から災害食へ・開発と課題 食品工業2013.9.30号&10.15号
2014 災害食研究への3つのアプローチ 日本災害食学会誌Vol.1 No.1
2015 災害食の現状と展望 月刊フードケミカル2015-7

・防災に踏み込んだ(取り組み始めた)きっかけは?

1995年 阪神淡路大震災の被災者から非常食が被災地で役立っていないという意見を聞いて、非常食の見直しについて研究を始めました。2004年の新潟県中越地震で被災し被災者の生活を目の当たりにして、被災生活研究が進んでいないために、被災者が同じような苦労を繰り返していると感じました。被災生活は災害の種類と被災地域の特性によって変わるため、きめ細かく地域に根差した被災生活研究が必要と感じています。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

うまくいったとすれば、2004年の新潟県中越地震で被災する前に、阪神淡路大震災の被災生活研究を始めていたことです。事前に調査研究をしていたことで、共通性や違いについて比較できました。また被災生活をしながらアンケートを作り、被災者の意見を被災地の中で集めることができました。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

「つながり」を広げて強固にするためには、共通な経験を持つことが有効と思いますが、同じ苦労を実感できる機会が少ないという課題があります。防災活動のなかでも、被災生活の減災に取り組む関係者は多くはありませんので、まずは同じ目標を持つ関係者と情報共有を進めて同士を増やしたいと思います。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

被災経験は苦労するだけでなく、工夫も生まれますが、これらの工夫が事前に災害が想定されている地域に伝わりにくいと感じます。被災経験から生まれたノウハウを知っていて迅速に対処できた、助かったといわれるネットワークに広がることを期待しています。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

災害多発時代の日本で生きるには、普段の便利で快適な生活だけでなく、その生活の強靭化を図る必要があります。災害時の備えとなり、避難時に役立つ普段からの生活スタイルを提案し、定着する取り組みを続けていただきたいと期待しています。