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運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

古賀涼子(こが・りょうこ)

古賀涼子(こが・りょうこ)

TOKYO FM アナウンサー/防災キャスター

生年月日:1978年10月2日
出身地:福岡県出身
最近の防災・減災活動:2001年 TOKYO FMに入社。
2003年からTOKYO FM 防災キャスターを務め、 防災啓発のための番組や企画、ネットワーク構築などに携わる。東日本大震災時は発災直後から7時間に渡って災害特別番組を担当。2014年からはTOKYO FM/JFNの被災地取材を通して得た防災の知識や教訓、専門家による最新知見などを1冊にまとめた 『LOVE & HOPE~防災ハンドブック』を毎年発行。
▶全国ゆうちょ銀行窓口で配布、最新版は下記HPからダウンロード可能
http://www.tfm.co.jp/lh/knowledge/img/bousaihandbook2015.pdf

・地域防災にはまったきっかけは?

定年を迎えた前任者から防災キャスターを引き継いだのがきっかけでした。知識も経験も殆どない中、防災・危機管理ジャーナリストの渡辺実さんに1年がかりで勉強会を開いて頂いたことが私の礎となっています。初めての大地震発生直後の被災地取材は、新潟県の小千谷でした。ラジオは音のメディアなので必然と意識は音に向くのですが、被災地は生活音が絶え、怖いほどの静寂・・・。行かなければ分からなかった被災地の現実に、衝撃を受けました。


・地域防災に関わって、改めて大切だと感じたことは?

『自分事だと思わなければ、助からない』ということです。首都直下地震や南海トラフ巨大地震などはいつ起きてもおかしくない。ゲリラ雷雨や土砂災害、火山噴火なども身近な災害になってしまった。これらは今や誰もが知っています。一方で、同じくらいに誰もが「自分だけは大丈夫」と思っている現実が・・・。でも、取材や活動を行う中、それこそが命を落とす最大の要因であることを学びました。自分と自分の大切な人の命を『本当に』守りたいのであれば、この心理状態(=正常性バイアス)をどれだけ打ち破れるかにかかっていると感じます。


・地域防災・減災に取り組んでみて感じる今の社会課題は?

女性、中でも子どもを持つお母さんの防災意識は近年とても高まっていると感じます。また、防災教育が進んでいることもあり、子どもたちの知識や行動力も大人顔負けとなっています。一方で、防災や減災になかなか意識が向いていないのが、働き盛りの男性や一人暮らしの若者たち。忙しいことや、何より「自分1人くらい何とでもなる」と思っていることが大きな要因のようです。しかし、特に大都市での災害は彼らのマンパワーが人命救助の最大のカギとなります。その層をどう地域防災に巻き込んでいくのか、これが今の大きな課題だと思います。


・TEAM防災ジャパンの一員に推薦!という方をご紹介ください。

防災・危機管理ジャーナリストの渡辺実さんを推薦します。様々なメディアを通して、生活に密着した分かりやすい防災のノウハウを発信すると共に、国や行政などに対しては時に厳しい『防災の鬼』としての提言も続ける渡辺さん。私の恩師でもあります。阪神淡路大震災の翌年に発足したラジオライフラインネットワーク(※1の立ち上げにも尽力され、災害時にはラジオがどれだけ大切であるかを訴え続けていらっしゃいます。

※1
首都圏で大地震が発生した際、在京ラジオ7社(NHKラジオ、TBSラジオ、ニッポン放送、文化放送、ラジオ日本、TOKYO FM、J-WAVE)が局の垣根を越えて、ライフライン5社(東京電力、東京ガス、東京都水道局、NTT東日本、NTT DoCoMo)の情報を共有して放送する取り組み。


・TEAM防災ジャパンへの想い、メッセージをお願いいたします。

どんなに専門知識や行動力があっても、ひとりで出来ることは限られます。みんなでつながり、次に来る「その時」に、一人でも多くの命を救えるよう取り組んでいけたらと思います。

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