まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

国崎信江(くにざき・のぶえ)

株式会社 危機管理教育研究所 代表

出身地:横浜
最近の防災・減災活動:
【講演での防災普及】主なテーマ「新たな視点での防災普及」「女性の視点で考える防災対策」「災害時の給食室提供」「園での危機管理」「自然災害から住まいと暮らしを守る」「家族と地域の防災対策」「マンションの防災対策」「女性リーダーのための防災」「大切な従業員の命・健康を守る防災・減災」「災害から職場を守る」「街ぐるみの生活防災」「学童・児童館での危機管理」「災害弱者要援護者の防災力向上」「子どもの安全」「地域企業の防災対策」
【主な著書】「実践!園防災まるわかりBOOK(メイト)」「マンション地震に備えた暮らし方(エイ出版)」「決定版 巨大地震から子どもを守る50の方法(ブロンズ新社)」「地震の準備帖?時間軸でわかる心得と知恵(NHK出版)」サバイバルブック−大地震発生その時どうする?(日本経済新聞出版社)」他
【出演】NHKラジオ 番組名: マイあさラジオ(火)「暮らしのテキスト」コーナーで防災を担当。

・地域防災にはまったきっかけは?

阪神淡路大震災が発生した年に子どもを授かったことで、災害から子どもを守りたいと強く思いました。これまでの防災が比較的男性の視点で語られていることに気づき、女性の視点で防災を自然な形で生活に定着させていくための研究に取り組んできました。また、子育てをしながらわが子に防災教育を実践していく中で防災教育の重要性を提唱し様々なプログラムを開発してきました。最初から防災を仕事として捉えていたら防災に魅力を感じていなかったかもしれません。家族や地域を守るために実践してきたことが仕事になったことで多くの気づきがあり防災の深さを知るきっかけとなりました。


・地域防災に関わって、改めて大切だと感じたことは?

社会でくらすということは「運命共同体」であり、自分の考え方や行動が地域にも影響すると思います。地震対策も、自宅の耐震性はその世帯の意識に委ねられるものの、震災で崩壊した建物のがれきが道路に崩れ落ちたら、通行中や走行中の住民の命を脅かし、緊急車両も通行できず、火災も瞬く間に延焼するなど被害は拡大化します。「自助」と「共助」は別に考え対策を取るのではなく「自助を成せば共助につながる」ように、一人一人が社会の一員である自覚と責任を持って成すべきことを果たせばやがて災害に強い地域になると感じています。


・地域防災・減災に取り組んでみて感じる今の社会課題は?

社会構造や環境の変化に伴い災害もまた様相を変え私たちを襲ってきます。私たちはその時代の変化を敏感に的確にとらえ防災を進化させていかなくてはならないと考えます。その時代に得られた最新の科学の知見を利活用し、「たぶんこれなら大丈夫だろう」という感覚的な防災から、科学的根拠を用いて具体的で効果的な防災を推進する必要があります。日本は世界的に見ても高水準の防災科学技術を要していますが、残念なことに家庭・地域(学校防災教育を含む)・企業防災において十分に活かされていないという現実があります。また、防災を進化させるのに十分な科学的知見を要していない領域もあります。防災を提唱する立場としてそれを追求していきたいと思います。


・TEAM防災ジャパンの一員に推薦!という方をご紹介ください。

東日本大震災で被災し避難所の運営や仮設住宅の自治会長として活動され、さらに、NPO桜ライン311を立ち上げ、陸前高田市の津波到達点上に桜を植樹し、震災を後世に伝える為のプロジェクトに取り組まれている「佐藤 一男」さんは、現在防災士としても活躍されています。また、長野県飯田市危機管理室にお勤めで日本危機管理士機構・危機管理士1級 、人と防災未来センターDisaster Manager(Gold)を取得されているだけでなく、飯田市で発生した土砂災害など災害対応の経験が豊富な防災のスペシャリストであられる「後藤 武志」さん、そして、土砂災害の危険性や対策を親子にわかりやすく伝える防災教育が評判の藤井基礎設計事務所の「藤井 俊逸」さんです。


・TEAM防災ジャパンへの想い、メッセージをお願いいたします。

防災の知恵、手法、最新の情報など散在している貴重な資源を集約するWEBサイトが必要だと思っていました。リレー寄稿では自分の活動では知り得なかった防災に係る活動をなさっている方の多さに驚くとともに、寄稿文を楽しく拝読しています。自分がここに参加することで多くの方と繋がったような嬉しさと、私の友人の活動を紹介できる嬉しさを感じています。このWEBサイトが継続して末永く運営されていくことを願っています。