まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

大山香(おおやま・かおり)

栃木避難者母の会 代表
宇都宮大学国際学部多文化公共圏センター センター研究員

出身地:福島県双葉郡富岡町
最近の防災・減災活動:栃木避難者母の会の発足の経緯から、2年間の活動記録をまとめました。https://uuair.lib.utsunomiya-u.ac.jp/dspace/handle/10241/10219

・防災に取り組み始めたきっかけは?

震災後に、とちぎに自主避難してきて、地元の人が立ち上げていたとちぎ暮らし応援会の訪問活動をさせてもらいました。当事者目線の連帯の必要性を感じ、母の会を結成しました。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

避難者としてのリアルな声を、大学や、社会福祉協議会などで、県外の方に知ってもらう機会が増えたことがとても有意義でした。宇都宮大学乳幼児妊産婦プロジェクトと作成した証言集「原発避難を語る」は、大学の教材となりました。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

破局的な原子力事故を体験した日本は、既存の価値観や考え方では、乗り越えられない地点にきていると思います。本当のことを伝え、受け止め、建設的に話し合える空間が必要です。上(政府、省庁や県)からだけの回路で、下(現場、住民)からの回路が全くないのが問題視されるべきだと思っています。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

とちぎ暮らし応援会のおかげで、多くの避難者や支援者と出会う機会を持てました。宇都宮市社会福祉協議会スタッフや八木さん、まちぴあの皆さん、パルティ吉村さん、暮らしネット鈴木さん、宇都宮大学乳幼児妊産婦プロジェクトの先生達には大変、救われました。現場の小さな声が共有できました。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

東日本大震災でも、日本人の持つ忍耐力や、思いやりが発揮され、海外からも高い評価を得ました。緊急時は、何より、国民の生活に必要な情報や、物資、繋がりは命綱です。TEAM防災ジャパンには、日頃からその気づきや、有用な情報を後押しして下さることを期待してます。