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運営:防災推進協議会 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

大川太(おおかわ・ふとし)

2015年9月14日

大川太(おおかわ・ふとし)

三重県尾鷲市立矢浜小学校

生年月日:1963年8月5日
出身地:三重県尾鷲市
最近の防災・減災活動:
いつの日か必ずおきる東海・東南海地震。そしてそれに伴う大津波から、命を守るため、確実に避難行動が取れる子どもたちの育成を目指し、防災学習や避難訓練を行っています。

・地域防災にはまったきっかけは?

2011年3月11日、東日本大震災が起きた時、私は小学校4年生の担任として、勤務していました。尾鷲地方にも津波注意報・警報が出される中、子どもたちへ適切な対応ができず、もし大津波が来ていたら 大切な命を失っていたと、津波の映像を見てショックだったことが今でも忘れられません。 尾鷲にその時がきた時、大切な命を失わないために、学校における津波防災教育に関わってきました。


・地域防災に関わって、改めて大切だと感じたことは?

学校での津波防災教育を進める中で、「大地震・大津波」の恐ろしさを強調するあまり、自分の住む故郷をどう思うのか、不安を煽ることにならないのか、色々考えることもあります。しかし、目の前に豊かな海があり、海の幸をいただきながら生活し、住民のつながりの中で生きている子どもたち。この地域の自然・人々の良さを理解したうえで、地震や津波から命を守る行動ができる、そんな防災教育をしなければならないと感じています。


・地域防災・減災に取り組んでみて感じる今の社会課題は?

昭和19年の東南海地震により、尾鷲地域は津波の大きな被害を受けました。私も子どもの頃、父から「地震が来たら海へは近づくな」と教えられてきましたが、これまで大丈夫だったからと津波注意報・警報が発令されても逃げない大人たち。また、高齢化により、迅速な行動ができない住民が大きく増えている現実があります。だからこそ、日頃からのつながり(連帯)と訓練の重要性を感じています。


・TEAM防災ジャパンの一員に推薦!という方をご紹介ください。

同じ尾鷲市内の小学校で、津波防災教育に熱心に取り組んでいる、中村佳栄(なかむら かえ)先生をご紹介します。中村先生は、東日本大震災後何度も釜石市を訪れ、自分の目で被災地の状況を目の当たりにし、子どもたちに震災の怖さや人々の思いを一生懸命届けながら、防災教育に取り組んでいる先生です。


・TEAM防災ジャパンへの想い、メッセージをお願いいたします。

日本の各地では、これまで様々な自然災害に向き合い、そこで人々がどんな苦労をし、どんな工夫をし、その中で失ったもの・得られたものは何だったのか。過去の事例や人々の言葉から学び、防災・減災を進めていく上で大切な情報交換ができる場として、TEAM防災ジャパン様にがんばっていただきたいと思います。