まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

安本真也(やすもと・しんや)

安本真也(やすもと・しんや)

東京大学大学院学際情報学府 博士後期課程 情報学環総合防災情報研究センター 学術支援専門職員

生年月日:1987年1月14日
出身地:兵庫県西宮市
最近の防災・減災活動:・安本真也・田中淳・関谷直也,2019,漁港における津波対策の現状と課題―沿岸部自治体の悉皆調査結果より―,日本自然災害学会vol.38,特別号,pp.109-122
・安本真也,2019,原子力発電所事故後の福島県産品に対する評価基準と地域メディア,丹波史紀 ・清水晶紀 編著,ふくしま原子力災害からの複線型復興,一人ひとりの生活再建と「尊厳」の回復に向けて,ミネルヴァ書房,pp.181-213.(共著)
・安本真也・牛山素行・関谷直也,2018,平成28年台風10号災害における岩泉町での避難行動の分析,日本自然災害学会vol.37,特別号,pp.33-45.
・安本真也・石濱陵・森野周・関谷直也,「南海トラフ地震に関連する情報」に対する住民の対応―避難に対する意識に着目して―,日本災害情報学会第20回学会大会(日本災害情報学会20周年記念大会・日本災害復興学会10周年記念大会合同大会),東京大学本郷キャンパス,2018年10月28日.
・安本真也・関谷直也,気仙沼市における復旧期にローカルメディアが果たした役割,日本災害情報学会第14 回学会大会,東京大学,2012 年10 月27 日.

防災を取り組み始めたきっかけは?

私は阪神・淡路大震災の時に兵庫県西宮市で被災し、限られた情報の中での生活を強いられていました。
その後、東日本大震災後の2012年に、社会調査実習という授業で気仙沼市に行き、インタビュー調査を実施すると、同じく限られた情報の中で生活し、頼りになった情報源はラジオや新聞、という、私が経験したことと全く同じ状況でした。災害時にはテレビや携帯電話が通じないということが当たり前で、そうしたことは常識だと考えていたのですが、実際の災害対策はテレビや通信機器があることが前提として進められているように感じました。
このことに疑問をもったことが、研究として防災に取り組み始めたきっかけです。


ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

西日本豪雨の際に住民の避難の際に非常に活躍された、愛媛県西予市の消防団の皆様にお話を伺うことが出来たことが一番のエピソードです。
人の「つながり」もあり、団長・副団長の全員に集まっていただき、当時の状況を伺うことが出来ました。そこまで多くの方が集まっていただけるとは思っていなかったため、非常に驚きました。その結果、重要な話も多く聞くことが出来ました。お伺いした内容をきちんと活かせるよう、論文などの形にすることで成果としてお返ししたいと考えています。


防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

防災活動は人の「つながり」だけではなく、災害で経験したことを後世に「つなげて」いくことも重要と考えます。つまり、過去の災害のことは忘れられるのが常と考えます。では、忘れられることを前提として、災害に関して、何をどのように後世に「つなげて」いくことが必要なのか、災害の研究者として模索していきたいと考えます。


ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。特に、つながれてよかった個人をリレー寄稿にご紹介ねがいます!

ふじのくに防災フェロー養成講座を受講した際につながった、千葉県職員の石塚隆之さんを紹介させていただきます。私とは異なる視点(システムなど)からの防災に対するアプローチやや熱心な姿勢は見習う点が多いと感じています。
また、このふじのくに防災フェロー養成講座で知り合った多くの社会人の方々は、研究以外の視点で刺激をいただき、つながれてよかったです。


TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

災害は忘れ去られやすいものと考えます。それでも、実際に災害にあったときなど、過去の災害に関する様々なことを調べたい、ということが起こると思います。そういう時に「TEAM防災ジャパンサイト」が、過去の災害に関するデータや状況を一括して調べられる、というプラットフォームの立ち位置になれば良いと考えます。

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