まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

寿乃田正人(すのだ・まさと)

東京急行電鉄株式会社 建築技術部 主査

生年月日:1950年7月17日
出身地:東京都渋谷区
最近の防災・減災活動:
1)横浜市青葉区のコミュニティFM放送局(FMサルース)の防災専門定時番組「サロン・ド・防災」(毎週日曜日午前9:40から15分間の防災インタビュー)を2004年1月より立ち上げ、プロデュースを継続しています。
「サロン・ド・防災」は、毎月、防災関係者お一人から「災害に遭ったらどうすればよいか、災害に遭う前に何をしておかなければならないか」をお話しいただき、バックナンバーをホームページで読んだり聞いたりすることができるようになっています。2010年10月には日本災害情報学会から「廣井賞」を受賞するという栄誉に浴することができました。2011年には、NPO法人東京いのちのポータルサイトの監修と東急電鉄の支援により、放送内容のダイジェスト版「地震大国の防災を考える」を刊行しました。
http://www.itscom.jp/nrelease/articles/48/fy2010/20100908

2)NPO法人東京いのちのポータルサイト副理事長、NPO法人横浜青葉まちづくりフォーラム理事、NPO法人暮らしと耐震協議会理事、一般社団法人マンションライフ継続支援協会理事など。

・地域防災にはまったきっかけは?

1990年代のバブル崩壊の後、勤務先の東急建設で新規事業にトライすることになり、都庁内に異業種企業間交流「IT防災研究会(座長 唐津一先生)」を立ち上げ、この延長線上で、当時国交省の山本繁太郎局長(前山口県知事、故人)から推薦をいただき、2001年に板橋区の鍵屋防災課長が実施された宿泊体験型防災訓練に参加しました。
その夜のミーティングで、阪神・淡路大震災経験者から、「ゼネコンなんかに何ができるんだ」と言われたのが悔しくて、「重機ネットワークの構築による被災者救援システム」を立ち上げ、企業と地域、人と人とのつながりを形成すべく横浜市青葉区で推進したのが、きっかけです。


・地域防災に関わって、改めて大切だと感じたことは?

防災の基本は、自分の身は自分で守ることであり、普段イメージできていないこと、やっていないことは、備えることも、発災時に対応することもできません。自分が助かったら、人を助けることができます。日頃から近所づきあいができていると、助けたり、助けられたりが抵抗なくできます。
具体的には、耐震補強・家具転倒防止・水食料等の備蓄ほか、どんなことでもまずは自分でできることから始める。そして、これら防災の基本をいかに分かり易くあたりまえに広げていけるかが大切だと思います。


・地域防災・減災に取り組んでみて感じる今の社会課題は?

防災シンポジウム・ワークショップへ参加される方は殆どプラチナ世代で、どの集まりも顔ぶれが同じです。
若者が地域防災・減災に関心をもち、その大切さを実感するためには、防災教育が極めて重要だと考えます。


・TEAM防災ジャパンの一員に推薦!という方をご紹介ください。

エレベーターのメンテナンス会社i-tec24(アイテックトゥーフォー)の代表取締役、岩本由起子さんを推薦します。
東京大学生産技術研究所の「防災ビジネス市場の体系化に関する研究会 RC77」でご一緒させていただいております。岩本さんは企業防災CSRの一環として、「防災コミュニティフォーラム」や研究会を定期的に開催するとともに、防災に関する小冊子を制作したり、「災害時エレベーター閉じ込め救出訓練」を数多く実施するなど、啓発活動を広く行っておられます。
災害時に一人でも多くの被災を防ぐことができればとの熱い思いで、常に前向きで凛とした素敵な女性です。


・TEAM防災ジャパンへの想い、メッセージをお願いいたします。

企業の中で、新しい仕組みを考える使命を与えられたときに、ほとんどの人はできない理由を考えます。しかし、どうしたらできるかを本気で考える人は、それなりの時間がかかっても成就させる力を持っています。TEAM防災ジャパンはこの牽引力を持たれた方が集まっておられるように感じ、その力に期待します。
(1)楽しくなければ続かない。(2)楽しいだけでは続かない。(3)継続は力なり。(4)最後は本気度。