まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

山本由佳(やまもと・ゆか)

一般社団法人日本気象予報士会サニーエンジェルス 代表
http://sunny-angels.jp/

出身地:神奈川県横浜市
最近の防災・減災活動:気象予報士・防災士としてお天気ワークショップ・防災講座の講師を務めています。(一社)日本気象予報士会会員。(公社)日本気象学会会員。日本災害情報学会会員。NPO法人気象キャスターネットワーク会員。eco-people(環境社会検定試験合格者)。FMブルー湘南 番組「空のココロ 風のキモチ」(毎週土曜日朝9時30分~)担当。

・防災に取り組み始めたきっかけは?

10年前に気象予報士の資格を取得して以来、気象に関する知識を、お子さん達や一般のみなさまにお伝えする活動をしてきました。特に、女性気象予報士の仲間と結成した「(一社)日本気象予報士会サニーエンジェルス(以下サニエン)」では、未来を担う子どもたちの身近にいるママ達を主対象に活動を続けています。サニエンの合言葉は「空を見上げるママを増やそう!」です。それは、身近な科学である「お天気」をきっかけに、科学の面白さをママ達に思い出してもらうことで、科学的思考力をもった子どもたちが増えることを目指すため。そして「いのちを守ることに敏感なママ達に、気象防災におけるキーパーソンになってほしい。」という願いも込めています。そのように振り返ると「ママ達に伝わる防災」は、サニエンの活動開始当初から意識していました。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

お天気教室に参加した方が「これからは、もっと空を見上げるようにしますね。」と笑顔で言ってくださったときには、ココロの中で小さくガッツポーズします。まずは日々のくらしの中で空や雲に関心を持ってほしい。自然をもっと好きになってほしい。それが、災害が発生するおそれや変化を敏感に感じ取ることへの第一歩になると考えるからです。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

地震や火山によるものと違い、気象災害に関しては「予告」があります。「予告」があるのに、失われてしまういのちや財産があることが残念でなりません。日本における「予告」=防災気象情報の質は高いのに、それを活かしきれているとは言えない、伝わっていない現状にくやしささえ感じます。気象に関する知識も防災気象情報も、熱すぎても冷た過ぎても飲み込めませんよね。熱すぎず冷たすぎず、飲み込みやすい(伝わりやすい)よう「ひとはだ」にすることを目指して活動しています。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

まず誰よりも繋がってよかった、と思うのはサニエンの仲間たちです。全国から参加している気象予報士のメンバ―は、とてもポテンシャルが高く、すてきで魅力的な方ばかり。良い刺激やエネルギーを、いつももらっています。そして、先日キックオフイベントに参加した「女性防災ネットワーク・東京」のみなさんとの出会いにも未来を感じました。アウトドア防災ガイドのあんどうりすさんはじめ、呼びかけ人のみなさん、そして参加されていたみなさんとの繋がりに期待しています。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

願いを同じくする方とのつながりも、ただ、「知った。つながった。」だけでは、何も生み出せないと思います。多くの方々が実感されているように、限られた時間と労力の中で、いのちを守るための何かを生み出すことは容易ではありません。TEAM防災ジャパンサイトが、よりよいつながりの化学反応を促進する触媒や装置として機能してくださることを期待します。