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運営:防災推進協議会 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

山田厚志(やまだ・あつし)

2015年3月25日

山田厚志(やまだ・あつし)

株式会社山田組(建設業)
株式会社ナックプランニング(デザイン・プランニング業)

生年月日:1954(昭和29)年5月14日
出身地:愛知県名古屋市
最近の防災・減災活動:今年(2014年)に10回目を迎える地域防災大会を企画・運営しています。毎年テーマや内容を更新して、まずは運営側がマンネリにならないように心がけ、結果としてその緊張感やワクワク感が地域の皆さんに伝播している気がします…が、気のせいかな?(笑) そのほかに単発の防災・減災イベント等の企画や出展も。また、地域に根ざす建設業者が組織する建設業協会の防災訓練や土のう作りの出前講座などにも参画。

・地域防災にはまったきっかけは?

本業の「公共土木工事業」の行く末に強い不安を抱いたから。このまま地域市民と疎遠のままでは、「いざという時、地域になくてはならない存在」であるはずの当社が消滅しかねないとの危機感。同時に「NGO=非政府機関」という意味では企業と同列のはずのNPO(特に災害ボランティア団体・笑)が自社と比して著しく社会の評価が高いという「ひがみ」から、反骨心がムラムラ湧いてきたため…というのは半ば冗談、半ば本音。(笑)


・地域防災に関わって、改めて大切だと感じたことは?

なにより自社や自身の災害への備えや危機回避のスキルの向上。それを補強することで自ずと地域を守る責任感や自負心や課題が生まれてくることを実感。また同時に地域防災に関われば関わるほど、己の無力・現実に向き合わざるを得ない…が、災害の備えとは、すべからく「実態をさらけだす」ことから始まることを、身をもって地域の人たちに伝える腹も据わってきました。


・地域防災・減災に取り組んでみて感じる今の社会課題は?

「公助」を担っているという実体の伴っていない「官」の「おごり」。一方、市民の側が抱く「公助」は「官」が担ってくれているという「幻想(現実回避の心理)」。もし公助を官が全て担うとしたら、とてつもなく税金がかかり、事実上不可能。公助の大半は「自助力」を高めた市民の意識が担う。つまり世に言う「共助」≒「公助」だと、私は考えます。官は実力を白状し、真に責任を負うべき範囲でその力を補強すべきだと思います。市民は官の力とはつまりは「官助」と心得え、「その限界を予め知っておくべし」だと思います。


・TEAM防災ジャパンの一員に推薦!という方をご紹介ください。

名古屋市消防局防災監の吉川さん…名古屋市役所の防災のトップリーダーとして大いに期待しています。


・TEAM防災ジャパンへの想い、メッセージをお願いいたします。

どんな活動も「持続可能」なものでなければ、効果も影響力も半減します。まして地域防災に資するべき「TEAM防災ジャパン」の大切な活動が「持続可能」なものであることを祈りますし、持続可能性を確かなものにする仕組みづくりを応援したいと思います。