まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

岩田孝仁(いわた・たかよし)

2020年4月6日

岩田孝仁(いわた・たかよし)

静岡大学防災総合センター 特任教授

生年月日:1955年1月16日
出身地:大阪府大阪市
最近の防災・減災活動:著書*静岡の大規模自然災害の科学,編著書,静岡新聞社 2020.3
講演*2020/02/19 産業安全対策シンポジウム講演「想像力の欠如に陥らない防災」
講演*2020/02/04 浜松市自治会連合会 防災講演「想像力の欠如に陥らない防災」
講演*2019/11/21 大学等環境安全協議会技術分科会特別講演「防災教育と研究を通して地域社会への貢献」
研修*2020/01/30~31 内閣府 防災スペシャリスト養成研修「総合監理」コーディネーター

防災を取り組み始めたきっかけは?

静岡県庁で東海地震対策に取組んだ草創期に、県の職員という立場ですが防災政策の企画や様々な防災事業、住民啓発などに直接携わり、防災の枠組みの広さや奥の深さを直接感じたことからすっかりはまってしまいました。


ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

1989年の伊豆東部火山群の海底噴火の際に災害対策本部での指揮などに直接かかわり、緊急時の判断が人命を大きく左右することの怖さを実感しました。
また、その中で自然現象をしっかり理解することの難しさ、さらに理解することでより的確な判断に結び付くこととの認識に至りました。
こうした経験は、防災を行政の中でしっかりとした政策に結び付けるための大きな糧になりました。


防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

様々な事象に対峙した時の個々が持つ様々な経験や教訓が、引き継がれていく人材になかなかつながっていかない点に、防災の難しさがあります。
理学では、普遍的な定理を組み立て進化していき、工学でも経験工学的な要素があっても一定の推定式に乗せることができますが、防災は様々な分野横断的な要素があり、なかなかそうならないことが歯がゆい思いです。


ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。特に、つながれてよかった個人をリレー寄稿にご紹介ねがいます!

東京大学大学院情報学環総合防災情報研究センター長/教授の田中淳さまを紹介します。田中先生は私が静岡県庁で防災を始めたころからのお付き合いで、行政の現場にいた私とは違い、災害情報を学問として科学的にとらえ、積極的に社会にメッセージを発信してこられた方です。アプローチは違っても災害から人命を守るという視点では、目的を一つにしていると感じています。


TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

防災に関しては団体や個人など様々な立場や背景などの垣根を越えて、災害から命と生活を守るという目標をもってつながってお行くことが重要です。そうした役割を、この「TEAM防災ジャパン」のネットワークも果たしていくことを期待しています。