まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

平山修久(ひらやま・ながひさ)

平山修久(ひらやま・ながひさ)

名古屋大学減災連携研究センター 准教授

生年月:1971年3月
出身地:兵庫県
最近の防災・減災活動:減災連携研究センターでの研究教育活動、ギャラリートーク。環境省D-Waste-NET。水道の危機管理、災害時の水、災害廃棄物に関するワークショップや講演。

・防災に取り組み始めたきっかけは?

1995年阪神・淡路大震災です。当時は京都大学の学生でしたが、指導教員であった故住友恒京都大学名誉教授が厚生省の水道復興委員長をされたこともあり、神戸市水道局に寄せられた「市民の声」の分析、管路被害のデジタル化と分析、応急給水シミュレーションなど、水道の災害対策をテーマに研究に取り組み始めました。ただし、卒業論文のテーマはボランティア活動のシミュレーションモデルでしたが。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

うまくいったり、うまくいかなったり、です。2004年に人と防災未来センターの主任研究員に着任しましたが、その年は、佐賀県竜巻災害からはじまり、新潟豪雨など台風10個が直撃し、新潟県中越地震、さらにはスマトラ沖地震津波災害がありました。そのとき、河田惠昭人と防災未来センター長から「君は環境工学だろう。水道だけではなく災害ごみも研究しないといけない」と言われ、災害廃棄物に関する研究に取り組みはじめたのはうまくいったことです。しかしながら、2011年東日本大震災を目のあたりにして、これまでの自分の研究活動がまったく役に立っていないと悔しい思いをしました。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

私は、災害と環境を研究している数少ない研究者のひとりだと思っています。行政では縦割りがさまざまな場面で課題であると言われますが、安全・安心な社会を目指す防災分野と、持続可能な社会を目指す環境分野との普段からのつながりをつくることが課題だと感じています。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

水道工学分野の専門家から出発して、水道事業体や水道業界を支える民間の方々はもちろん、人と防災未来センターの主任研究員時代には神戸で活動されているさまざまな分野のさまざまな立場の人々と繋がることができたこと、さらには、名古屋大学減災連携研究センターの受託研究員をはじめ、そこから地元の自治体、産業界の方々と繋がることが自分の活動にプラスになっていると感じています。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

TEAM防災ジャパンでは、いろいろと学びがあります。TEAM防災ジャパンサイトには、ひとつの分野や専門ではなく、地域における防災・減災のため点と点を繋いで横の線とするとともに、経験や知恵を次世代に継承する縦の線で紡ぐことで、横の糸と縦の糸とで防災・減災の生地となることを期待しています。

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