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運営:防災推進協議会 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

平川一臣(ひらかわ・かずおみ)

2017年1月31日

平川一臣(ひらかわ・かずおみ)

北海道大学名誉教授

生年月:1947年5月
出身地:愛知県
最近の防災・減災活動:現居住の生地・豊橋市の市民防災講座、講演、市民全員参加型の地区防災マップづくりなど南海トラフ地震を想定した啓発活動。南海トラフや日本海沿岸、東北~北海道などの津波堆積物調査・研究もまだ道半ば。

・防災に踏み込んだ(取り組み始めた)きっかけは?

思い起こせば、1966年8月28日 羽越水害現地調査(学部)から能登半島活断層研究(1970年代、大学院)糸静線活断層トレンチ調査(1982~)などがベース。阪神淡路大震災以降の活断層見直し共同研究から超巨大津波の堆積物研究へ(1998年以降北海道、インドネシアなどで)。2011年3月11日までは研究最優先だった。以降、定年・生地帰郷とともに豊橋~渥美の市民参加地域防災こそが最重要課題だと認識し、基礎データ整備・提供、講演・講座での解説・啓発を心がけている。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

うまくいかないこと、反省することばかりです。校区~町内(字)~家庭ごと、組織、知識、意識のズレが大きすぎて・・・、ひとりひとりが自分の命を守る、これが基本の基なのですが・・・。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

出自でもある農村的な(古い村落構造)社会、人間関係は本当に機能するのだろうか?という場面、現状に直面することがしばしばです。個人情報保護(家庭:高齢者、要介護,土地)などは高い壁ですね。都市(化)域にはまた固有の困難があります。自治会代表者だけが任期中に限って張り切ったり・・・


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

豊橋市や田原市がある東三河地域には、江戸~明治期の干拓地が広く、高度成長期以降の内湾の埋立て地に日本を代表する企業が進出しています。地震時の震度、液状化と不等沈下(泥の海)、建物損壊、道路陥没・寸断を土地条件・改変に基づいて予測・対策しておくことが肝腎です。低地の住民(個人~狭い地域レベル)、企業、行政が意識、知識を共有できる、そういう機会を定期的に持ちたい、と考えているのですが・・・(豊橋市には低地の住民意見交換会があります)。田原市は南海トラフ地震時には多様な被災状況が予想されます。郷土の自然、教育などを知り抜いていて、市の防災事業等に関わっている藤城信幸さんには是非TEAMに加わってほしい。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

このサイトについて知りませんでした。サイト訪問者が増える仕掛けをつくりたいですね。