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運営:防災推進協議会 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

杉村郁雄(すぎむら・いくお)

2017年10月20日

杉村郁雄(すぎむら・いくお)

東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN) 事務局兼広域避難者支援担当
NPO法人日本ファシリテーション協会 災害復興支援グループ

生年月日:1972年6月4日
出身地:大阪府

・防災に取り組み始めたきっかけは?

日本ファシリテーション協会での災害復興支援の活動を機に、東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)の活動に関わることになりましたが、JCNが果たした役割を今後につなげていく必要性を感じたところから、防災に取り組み始めました。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

東日本大震災の発災後に、全国規模のネットワーク組織として(JCN)は立ち上がり、「被災者にお役に立つ ” ネットワークであり続ける」ことを基軸に支援団体の「つながり」を大切にして活動してきました。現在も被災された方々や全国に避難されている方々への支援活動を継続する一方で、全国域の中間支援・ネットワーク組織としてどのような役割を担い、果たしてきたのかを検証し、今後の大規模災害や防災に活かしていきたいと考えています。検証中ではありますが、JCNが被災各県で開催してきた「現地会議」では各県の支援団体、行政、社協などが一同に会し、課題を共有し、解決の糸口を探りながらも、団体同士が繋げる場を重ねてこられたことは一つの成果として捉えています。一方で、急ごしらえの組織でもあったため、組織の持続性やリソースの課題もあり、また、つながりも属人的なところから作り上げなくてはならず、多くの時間を要したことは課題の一つと捉えています。良かったことも、課題も検証の中から得られたことは、次につなげていきたいと考えています。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

災害が起きると、コミュニティの分断と再形成、高齢者の見守り、子どもの教育、子育て、移動、貧困、就労、健康に関することなど様々な課題が発生します。防災活動では、災害支援に取り組む団体などが中心に活動していることが多いと思いますが、災害が発生すると、日常的な生活支援も必要となり、平時から様々なセクターがつながることが必要と感じています。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

これまで復興支援活動の中では様々な団体等と繋がることができましたが、困った時に声を掛けられるのか、声を掛けてもらえるのかなど、どの団体と、どのように繋がっているのかが大切であることを学びました。防災という側面においては、災害時の課題は、様々なことが複雑に絡み合うことが多いため、その課題にもとづいて、日頃からテーマやセクターを越えて、団体、企業、行政、社協などが繋がることができる場を作りだすことが必要と感じています。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

TEAM防災ジャンパンのサイトでは多くの方が寄稿されていると思います。ここに寄稿されている方々がつながるだけでも、ものすごい「つながりの力」になると感じています。そのような場ができることを期待しています。