まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

松島康生(まつしま・やすお)

災害リスク評価研究所 代表
災害リスクアドバイザー(防災危機管理)
防災計画/非常災害対策計画/BCP/地域防災計画コンサルタント

生年月日:1963年1月1日
出身地:東京都豊島区
最近の防災・減災活動:
・地域コミュニティや自治会組織(共助)の災害リスク説明と防災講習
・企業や要配慮者施設のリスク調査、防災計画、防災研修、実践型訓練
・国土交通省 都市防災性能評価手法の基本フレーム作成委員
・文化庁 伝統的建築物群保存地区における防災計画
・埼玉県消防協会/埼玉県知事より防火防災指導者として表彰
災害リスク評価研究所HP http://www.saigai-risk.com/
コラム:人命と財産を守る防災知恵袋HP http://www.saigairisk.com/

・防災に取り組み始めたきっかけは?

阪神・淡路大震災をきっかけに、当時、勤務していた朝日航洋(株)で防災研究室を立ち上げ、その時から防災アセスメント調査、地震被害想定調査、地域防災計画、ハザードマップ等に携わってきました。その後、東日本大震災をきっかけに、これまでの経験や実績を地域コミュニティや災害弱者施設などの民間向けに役立てたいと考え、災害リスク評価研究所を設立し、ハザードマップでは表現しきれない災害発生時の被害や2次的な影響を調査して、これらに適した防災対策の支援をしています。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

古い街並みを維持しつつ、防災や火災に強いまちづくりをしたいという要望があったのですが、その地域は高齢化が進み、空き家も目立っていました。そこで「向こう三軒両隣作戦」と題して計画を考えました。ある一軒から火災等が発生した場合、隣合わせた住宅6棟で同時に警報器が鳴る仕組みです。これによって周囲の人にも知らせる事が可能となり、早期消火や救出が可能となりました。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

「防災力=地域コミュニティ力」
これまでの経験則ですが、防災力の強い地域の共通点は、防災に関係なく普段からご近所間のコミュニケーションができている地域だと感じています。ハード対策と共に地域コミュニティが促進するようなソフト対策で補完する必要性があると感じています。イザっという時のためにも、ご近所付き合いをはじめ、お祭り、イベント、清掃活動など普段から顔の見える関係づくりが大切だと思っています。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

「行政の伝える努力と住民の知る努力」
過去の災害で被害に遭われている人の多くは避難行動要支援者とも呼ばれる災害弱者です。このような人は自分の判断や自分の身体で逃げることもできず、このような人を救えるのは、行政機関よりもご近所や施設関係者であることは明白です。行政の広報紙やホームページ公開だけに留まらず、住民や施設関係者が「自ら知る努力」を促進させるために、もう一歩寄り添った具体的な手法を示す必要があると考えています。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

自治体の地域防災計画や企業BCPに携わっていると、全ての部署・部門が関わってくる事が見えてきます。このことから防災と直接関わらない介護や乳幼児関連、心理や経理など幅広い分野の方に災害時の対応や考え方をお聞きしたいと感じています。