まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

松永高弘(まつなが・たかひろ)

松永高弘(まつなが・たかひろ)

暁学園 暁幼稚園 園長

生年月日:1962年12月10日
出身地:愛知県豊橋市

・防災に取り組み始めたきっかけは?

ズバリ、3・11の東日本大震災です。海岸の入り江が間近、海抜0メートル、平屋建て、まさに南海トラフ地震が発生した場合には津波直撃の地域です。保護者も職員も相当な危機感を持ち、必死に動き始めました。移転や防災棟、シェルターなどさまざまな可能性も検討した上で現在に至ります。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

最も良かったことは、これを期に隣接する中学校との協力体制や関係が築かれたことです。私立と公立の壁もあって無縁だった何十年間の関係が一変し、毎年合同避難訓練を2度実施し、非常食の共有計画など防災だけでなく、行事の参観などにもつながっています。
避難場所の液状化現象の心配、中学校の校舎の耐震性、3階屋上避難のための整備、防災倉庫の建設、中学校以外の避難ビルの指定、保護者へのメール連絡、緊急時の連絡体制などその都度問題が発生しましたが、中学校や四日市市、近隣住民や保護者など多くの方の叡智と協力により解決して来ました。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

1番の課題は、全園児が揃うまでの登園時間帯に起きた場合に避難した場合の園児掌握、またスクールバスの対応です。降園時のスクールバス避難や全園児が揃った状態での訓練は重ねていますが、朝の訓練は実施不可能であり、時間帯や状況により異なります。シミュレーション訓練などの対応を検討して行きたいと思います。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

1番は隣接する中学校の当時の校長先生です。3・11以来、この方も真剣に「自助公助」を考えられ、行動し、実行されました。その方と一丸となって進めたため、四日市市も中幼の連携も加速度的に進められました。公私の枠を超えて、幼保小中高の連携が全国的に広がって行くことを望みます。その鍵は、トップの命(防災減災)に対する“必死さ”“真剣さ”だと思います。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

このような形で防災への意識の高い人のための情報を準備するだけでなく、その意識が弱い人を導いていくような積極的、攻めの活動や取り組みを期待したいです。かけがえのない命を守るために!

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