まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

池田 龍介(いけだ・りょうすけ)

池田 龍介(いけだ・りょうすけ)

非営利任意団体 誇れるふるさとネットワーク

生年月日:1984年11月27日
出身地:鹿児島県与論島
最近の防災・減災活動:(現在、特になし)
毎朝の海岸清掃「美ら島プロジェクト365」 https://www.facebook.com/tyurazima365

・地域防災にはまったきっかけは?

【毎年のように島を襲う大型台風】
自分自身は地域防災の分野を本業としているわけではありませんが、2012年、2013年と超大型の台風が与論島含め、奄美群島や沖縄を襲来したことをきっかけに、地域防災についても考えざるを得ませんでした。
我が家は道路側の一部屋が半壊。テラスの屋根も飛び、風呂場の窓ガラスが割れるなどの被害を受けましたが、それはまだまだ被害の軽い方で、島内では全壊した家屋、60本もの電柱の倒壊など、甚大な被害を出しました。


・地域防災に関わって、改めて大切だと感じたことは?

【地域内における人のつながり】
2013年の超大型台風(24号)が襲来した当時、私と父はそれぞれ島外で仕事をしていたため、実家にいたのは母親一人のみでした。しかし、被害を知った親戚の方々がその時の復旧作業だけでなく、その後の台風対策のための家屋補強まで手を貸してくれました。

【サンゴ礁は自然の防波堤。ガジュマルの木は大事な防風樹】
台風被害が増えた原因として、「最近の家はガジュマルを植えてないから…」という高齢者の方の声を耳にします。また、島を囲んでいるサンゴ礁も私たち人間の生活によって衰退の一途を辿っています。おそらく、全ての自然災害に対して、人間が最も被害を受けている、つまり最も自然に適応できていないのでは?ということを考えさせられます。
また、島へ物資や燃料を運ぶフェリーは、台風襲来時の数日間の運休を余儀なくされるため、地域内での食糧・エネルギー自給についても考えるようになりました。


・地域防災・減災に取り組んでみて感じる今の社会課題は?

【島内移住者のコミュニティ形成】
前述した地域内での復旧・防災作業は、僻地・離島地域での災害前後に見られる当たり前の場面ですが、都市部から移住する人もいる現代では、こうした人間関係を如何に築いていけるかが今後の課題だと感じています。

【老朽化した空き家がもたらす二次災害】
一方で、慢性的な人口減少が進む島内では、空き家の問題も山積しています。放置された空き家は、台風による倒壊の危険性が高く、また、その際に家屋の木材やトタン材などが飛ぶことで、新たな人的・物的被害をもたらすことにつながります。

【現代社会の経済の循環】
世間知らずな若者の戯言と受け取っていただいて構いませんが、誤解を恐れずに言うと、「自然災害時の復旧による経済の循環」を良しとする、そんな流れが私たちの国・社会に見え隠れしているように感じています…。


・TEAM防災ジャパンの一員に推薦!という方をご紹介ください。

岩手・宮城内陸地震で被災され、東日本大震災ではいちはやく、全国の自然学校関係者を集めたボランティアセンターを開設・運営された経験から、防災教育ネットワークを展開されている佐々木豊志さんを推薦させていただきます。


・TEAM防災ジャパンへの想い、メッセージをお願いいたします。

南北に長く、430もの有人離島を有する日本では、各地域特有の暮らしや気候があり、同様に自然災害の状況や必要とする対策も地域により様々です。しかし、防災・減災という視点においては、災害の種類は違えど共通するところは多いと感じています。
「TEAM防災ジャパン」の活動によって、そうした日本列島全体の防災・減災につながるネットワークが発展することを願っています。

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