まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

浦野愛

2015年4月22日

浦野愛 (うらのあい)

特定非営利活動法人レスキューストックヤード常務理事

主な活動地域:

愛知県 名古屋市

生年月日:1976年
出身地:静岡県
最近の防災活動:2015年3月「できることからはじめよう!避難所運営の知恵袋〜みんなで助け合える避難所づくりのために〜」を発行。(現在無料配布中)
詳しくは下記サイトをご覧下さい。
http://rsy-nagoya.com/rsy/blog/2015/03/wam.html

・地域防災にはまったきっかけは?

学生時代に阪神・淡路大震災のボランティア活動で出会った被災者の方に、「わしらのこと忘れんといてな」と言われたことがきっかけになりました。私にとってその言葉は、「わしらのような辛く苦しい思いをする人を次の災害で増やさないよう備えて欲しい」というメッセージにも聞こえ、『事前の備えをすることが、災害で失われる命や多くの悲しみを減らすことに繋がる』ということを初めて認識した瞬間でもありました。


・地域防災に関わって、改めて大切だと感じたことは?

ひとりの人に繋がる「人間関係のパイプ」を複数作ること。そのために、取り組みを通じてお互いの存在が記憶に残るようなしかけを作ること。身近にあるものを創意工夫し、活用できる知識と技術を身につけること。要配慮者など自助の力の弱い人に対しては、あらゆるおせっかいを焼いて「助けて」といいやすい環境を整えていくこと。かといって要配慮者を守られるだけの存在にせず、主体的に参加できる訓練やワークショップのメニューづくりを進めていくこと。


・地域防災・減災に取り組んでみて感じる今の社会課題は?

要配慮者の支援の仕組みづくりを考えた時、普段から福祉や医療などの行政サービスを利用していない人の中で、何かあった時に周囲からのサポートが必要となるグレーゾーンにいる人たちへの対応が大きな課題であると感じています。発災後の避難所や仮設住宅では、これらの人たちを見つけ、積極的にアプローチしてきたのはボランティアやNPOでした。であれば、防災活動の中でも同じ役割を担うことができると考えます。そのためにも、地域防災は自主防災組織に委ねるという構図を見直し、自主防災組織の枠組みを超えた地域資源の発掘と、互いに繋がれる場作り、その土壌でも適用できる新たなルールづくりが必要だと思っています。


・TEAM防災ジャパンの一員に推薦!という方をご紹介ください。

名古屋みどり災害ボランティアネットワーク代表の岡田雅美さんを紹介します。岡田さんは、2002年から始まった「名古屋市災害ボランティアコーディネーター養成講座」の一期生で、兵庫県豊岡水害、新潟県中越地震、中越沖地震、能登半島地震、東日本大震災など数々の被災地で活動を共にし、「困っている人を見逃さない!」という強い想いのもと、地域の防災リーダーとしても活躍している元気な女性です。


・TEAM防災ジャパンへの想い、メッセージをお願いいたします。

世代や肩書き、経歴に関係なく、様々な立場から無礼講で防災への想いを語れる貴重な場として、末永く継続して頂ければと思います。