まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

田中正博(たなか・まさひろ)

田中正博(たなか・まさひろ)

(一社)全国手をつなぐ育成会連合会

出身地や活動地域:群馬県沼田市
最近の防災・減災活動:2020年11月 知的障害児者を対象とした新型コロナ感染症対策の衛生用品の備蓄と無償提供を開始

防災を取り組み始めたきっかけは?

2011年の東日本大震災の時に、知的・発達障害児者は避難所での生活が難しく、壊れた自宅や車中泊等で過ごしている様子があり、全国の障害者関連組織と厚労省、全社協等が連携し、被災3県の支援を行う事となりました。全国から物資を千葉県の施設に集め、その後3県の支援対策本部に送る段取りです。
その際、宮城県には社会福祉協議会系の現地本部が置難い状況で、サービス提供者、障害当事者団体、行政が中心になり対策本部を立ち上げる事になり、その支援を中心的に行ったことが始まりです。


ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

宮城県の対策本部の立ち上げに現地入りしたのは、4月7日でした。この日は東日本大震災の最大余震が起こった日で、到着したての仙台で震度6強の洗礼を浴びた事は忘れられません。
本部立ち上げ後、支援物資配分、施設現場に必要な施設従事者等のマッチング機能の責任者になりました。既に被災から3週目を迎え、最大余震にも揺すられ、現地の当事者達は疲弊しきった状況でしたので、物資の配分や支援先を調整するのは、相手の事情や状況を踏まえた慎重な対応の必要性を痛感しました。ですが、今では一番の思い出深いものです。


防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

災害時に高齢者・障害者等で支援が必要な方は、災害時要支援者として避難行動要支援者名簿にリストアップされることが自治体には義務づけられ、避難行動支援に関する取り組み指針に盛り込まれ活用される手はずが整いました。多くの自治体ではこの活用方法が明確で無く、現状のままでは有事の際に慌てての活用となることを危惧しています。防災訓練の際(特に自治体主宰)には、この名簿を有効に活用し、地域のつながりが事前に見える形で訓練が行われるよう期待しています。


TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

防災の第一線で活躍されている方々の、様々な取り組みや想いが綴られており、大切なアーカイブになると思います。防災を身近なものにするのは、多くの方の貴重な経験を糧にする事だと思います。
不意の災害で悲しい思いをする人が一人でも少なくなるようTEAM防災ジャパンに集う多くの防災の担い手が、被災経験を情報発信し、日本の防災をアップデートすることが、新たな課題に立ち向かうムーブメントになると期待しています。


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