まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

田中淳(たなか・あつし)

田中淳(たなか・あつし)

東京大学大学院情報学環附属総合防災情報研究センター 特任教授

生年月日:1954年5月19日
出身地:東京都
最近の防災・減災活動:災害情報論入門など(弘文堂)

防災を取り組み始めたきっかけは?

民間のシンクタンクに居た頃に業務として、1983年に発生した日本海中部地震から現地調査をはじめました。それ以降、社会心理学の知見を背景に、地震、火山噴火や大雨に起因する多くの災害現場で、避難の意思決定や復興時のご苦労などを、被災された方々からお話を伺ってきました。


ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

最大は東日本大震災で多くの命が奪われたことです。それまでどうしたら避難を促進して、命を守るかを考えてきた身として、自責の念と無力感を痛切に感じました。津波意識の高い地域で、津波警報も発表され、避難勧告も発令されていた。平成30年の西日本豪雨も同じ思いでした。たしかに多くの方が避難をして、自らの、家族の命を救いました。しかし、2万人という奪われた命は大変重いものでした。情報で命を救うことの難しさです。
救える命を救えなかった、何が足りなかったのか、どうしたら良いのか、今でも悩み続けています。


防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

インドネシアで、火口周辺の住民がトラックに乗って麓まで避難する訓練を地元の方に案内していただいたことがあります。実践的で、緊迫感ある訓練でしたが、訓練自体の企画から運営に加えて事前の防災知識の普及まで、地元の若い層が中心になっていました。しかも、受け入れ側の地域ではボランティアに加えてやはり地元の方が多く参加し、受け入れ訓練をしていました。火山ごとに同じようなボランティアグループがあり、連携しているからできることなのでしょう。
日本でも地域をまたがった事前の防災活動が見られるようになりましたが、もっともっと進められればと思っています。


ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。特に、つながれてよかった個人をリレー寄稿にご紹介ねがいます!

災害を防ぐためにさまざまな情報が生み出されています。もっと活かせれば、大事な命を守ることができる。そのために、情報を作る人、情報を伝える人、情報を受け取り行動する人との間がもっと近くなれば良いなと感じています。
伝える立場から、いろいろな人とつながる実践をされている有働由美子氏をご紹介したいと思います。


TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

地域の核となるまとまりが、草の根的にできるとよいですね。期待しております。

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