まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

福田康浩(ふくだ・やすひろ)

福田康浩(ふくだ・やすひろ)

㈱テレビ新広島 メディア本部 報道制作局報道部 解説委員

生年月日:1965年6月26日
出身地:広島県呉市
最近の防災・減災活動:災害報道・取材活動を通じた防災情報の提供(テレビ・ネットニュースなど) 
災害報道等に関する講演など
防災士ネットワークを通じた地域防災情報の共有・提供

防災を取り組み始めたきっかけは?

相次ぐ災害で、その重要性を強く意識するようになったというのが正直なところです。
最初の強烈な経験は、まだワンセグ放送などない駆け出し記者の頃、台風の塩害により県内各地で停電しテレビが視聴できない中、被災状況を放送し続けた時の無力感でした。その後も繰り返された大規模災害の度、自然に対する「無力感」を感じながらも、立ち上がろうとする被災者に勇気づけられることもありました。
「災害に負けない」ために我々として何ができるのか。今や災害報道は地方テレビ局の社会的使命だと思います。


ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

災害現場の取材では伝えるべきことか否か、迷うことがあります。そんな私の忘れられない出来事は、系列局応援で訪れた阪神・淡路大震災の被災地・神戸での取材でした。
発災から1カ月。被災者を励まそうと1日限定でオープンしたディスコから生中継をしました。夕方で客のいない寂しい中継でしたが、放送後、視聴者から「がんばろう神戸」の言葉と共に、多くの問い合わせが局に寄せられ、翌日、店主からも久々の笑顔と賑わいに元気付けられたと連絡をいただきました。我々の勝手な思いから発した取材ではないか、迷いがありましたが、少し救われた思いでした。そして、被害を伝えるだけではない災害報道の奥の深さを実感させられた出来事でした。


防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

広島県は、西日本豪雨災害で広範囲に及ぶ被害を受けました。一連の報道では、被災地で何があり、被災者が直面する課題は何なのかを浮き彫りにし、検証と再発防止に活かせるよう心掛けてきました。被災地域ごとに風土や地理的な違いはありますが、教訓や復興の取り組みには、共有・応用できることも多いと感じました。
そうした取り組みを「点」から「線」に、そして「面」に「つなげる」ことはできないないものか。この「チーム防災ジャパン」の活動然り、例えば、全国で19万人超いる防災士ネットワークの交流・活用など、まだまだ出来ることは多いと考えます。


ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。特に、つながれてよかった個人をリレー寄稿にご紹介ねがいます!

防災・減災を考えるうえで、注目しているのが「避難所のあり方」です。高齢者や障がい者など災害弱者と呼ばれる人には、長い避難生活で心身に不調を訴える人が多いのも事実です。今では新型コロナウイルスの影響もあり、避難所運営のあり方もさらに前進させなければいけません。
こうした状況を鑑みご紹介したいのは、避難者の心身のケアを支える「災害リハビリ」の専門家で、熊本地震でも避難所での活動実績のある広島JRAT代表、アマノリハビリテーション病院(広島・廿日市市)の医師・天野純子先生です。避難先での孤独死や災害関連死をいかに減らすか、特に高齢者ケアの充実は災害多発時代の喫緊の課題だと考えます。


TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

全国各地で、様々な立場で防災・減災活動に尽力している人たちがいらっしゃる!これは心強いです。防災・減災活動のヒントを探るうえで、このサイトは欠かせません。カテゴリーで検索できるところも良いですし、防災資料室は、取材活動においても大変参考になります。
防災教育コンテンツは、これからの災害多発時代にあって、大変重要な役割を担うものと考えます。

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