まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

芳村佳子(よしむら・よしこ)

2017年2月10日

芳村佳子(よしむら・よしこ)

(公財)とちぎ男女共同参画財団

生年:1974年
出身:栃木県
最近の防災・減災活動:「男女共同参画の視点で取り組む防災ハンドブック」を作成し、普及のためのワークショップを県内女性団体、自治会等で開催しています。パルティとちぎ男女共同参画センターで防災ハンドブックの「伝え手養成研修」を実施。東日本大震災、関東・東北豪雨では避難所支援の女性たちを取材し、情報誌「パルティ」で紹介。
パルティ防災ページ http://www.parti.jp/etc/bousai.html
情報誌特集(避難所支援) http://www.parti.jp/jouhou/data/par141.pdf

・防災に踏み込んだ(取り組み始めた)きっかけは?

東日本大震災時に県内避難所を回り、更衣室・授乳室の設置や間仕切り導入、相談窓口周知等についてお願いしました。平常時から、行政も住民も一緒に、避難所での配慮について考えていただく必要性を痛感しました。「防災ハンドブック」を作成して、地域の女性リーダー研修や、自治会の防災訓練でワークショップをするようになりました。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

「防災ハンドブック」が災害現場や、地域の防災活動で実際に活用されていることです。2015年関東・東北豪雨時の避難所で、女性リーダーがチェックシートに沿って間仕切りを入れたり、物資要望アンケートを使ってヒアリングをしてくれました。また「伝え手養成研修」の修了生たちが、単身高齢者を集めて防災バッグを点検し合ったり、発達がゆっくりなお子さんの防災訓練をしたり、成人式や敬老会で冊子を手渡しする等、熱心な活動に胸が熱くなります。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

行政の防災部門や自治会長さんだけに防災を任せてしまいがちですが、住民が主体となり、多様なリーダーが活躍できるネットワークが必要です。私たち女性や子育て・介護のケアラー、マイノリティ自身が防災の主体となる準備も必要です。そのためには普段から、多様性に寛容な社会なのか、誰もが安心安全に暮らせる地域なのか、が問われるのですが。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

東日本大震災避難所支援者のとちぎVネットの寶島さん、震災後DV被害者によりそうシェルターの女性たち、福島からの避難者支援「とちぎ暮らし応援会」の皆さん、被災者支援に取り組む宇都宮大学の先生方、「栃木避難者母の会」の皆さん、豪雨時に一緒に活動したとちぎ市民活動支援センターの中村代表、栃木県防災士会の稲葉理事長、県危機管理課の琴寄課長、などたくさんの支援者の方たちに、支援の在り方について教えていただきました。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

皆様の様々な分野での防災活動の記事を読むだけで勉強になりますし、とても励まされます。発災時に共に活動できるように、平常時からのネットワーク形成のきっかけになるような仕掛けを期待しています。