まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

藤井新吾(ふじい・しんご)

IT DART 情報支援レスキュー隊 運営委員
PMI日本支部 ソーシャル・プロジェクトマネジメント研究会 代表
MCPC モバイルコンピューティング推進コンソーシアム 主査

出身地:岡山県
最近の防災・減災活動:
IT DART PMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)として、熊本で活躍する支援団体と協力団体の支援の輪をつなげる中間支援活動を行なっています。直近では、5月21日にデータ分析から考える災害対策ワークショップを開催します。
PMI PMI 日本フォーラム 2017(7月8日開催) にて、ソーシャルPM実践活動の全体像と、熊本地震の復興支援で、被災地域支援団体に対して行ってきたPMO活動についての講演を行います。
MCPC MCPCモバイルシステム技術検定試験2級対応テキストに、発災時のモバイル端末の情報発信について 自助・共助・公助の視点から執筆。

・防災に取り組み始めたきっかけは?

PMI日本支部 ソーシャル・プロジェクトマネジメント研究会で、社会課題の解決にプロジェクトマネジメント手法を活用する研究に加わったのがきっかけでした。最初の関心事は、地域のセイフティネットの研究で、地域のつながりを強めるコミュニティカフェの活動支援でした。そこでの地域の高齢者との交流を通して、「日常に、非日常の備えをすることの大切さ」を感じていた頃、IT DARTのPMOを立ち上げる取組みに参加が決まりました。そうして、IT DARTでの活動を始めた頃、熊本地震が発生し、私の復興支援を通した防災への取り組みも始まりました。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

初めてIT DARTのビブスを着て、被災地のIT支援に行った時です。それは、2016年台風10号による水害や土砂災害が発生した岩手県岩泉町での、NPO活動拠点のIT環境整備でした。現場での振る舞いなどの注意点を事前に聞いていたので、緊張しつつ現地入りした状況だったのですが、それに加えて、ベストなIT環境整備には、いろいろと資源が足りないといった状況でした。しかし、モバイルシステムを中心としたIT環境の構築経験が、現地の限られた資源でのベターな環境整備に、殊の外役立ち、実用に耐えられるIT環境にすることができました。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

やはり、JVOAD/KVOAD や、IT DART といった中間支援組織が、人と物資と未来の「つながり」のために、被災地支援団体と協力団体と地元住民の主体性を高めるために、何ができるか、より多くの、日常の参加者を得て考えていく必要があると思います。お互いに「被災地の状況を、自分の住んでいる地域だったらどうなるといった視点で考える。」という気持ちで支え合える防災活動でありたいです。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

活動の中で出会った方々とは、本当に繋がってよかったと思っています。皆さんと会える機会は限られていますが、ソーシャルメディアなどを通じて、その活動や言動に、自分も頑張らなきゃと、いつも励まされています。また、繋がれるといいなぁとつくづく思うのは、IT DARTの活動に日常から参加してくださる日本各地の方々です。現状、未だ未だ、首都圏のメンバーが大多数の活動ですが、日常から全国各地のメンバーと繋がりができていれば、共助のための情報発信が「真実のつながり」として、より質の高いものになります。
(会議や打ち合わせには Google Hangoutsも使っているので、メンバーはどこからでも入れます。) http://itdart.org/wanted/


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

リレー寄稿を読ませていただいていると、お話をしてみたい方がたくさんおられます。寄稿内容を、キーワードで検索し、該当する寄稿者の一覧が見られると、個別の「つながり」を作る機会が増えると思います。また、寄稿の検索回数が多いキーワードについては、対話のための会議室やチャットルームを作っていただくと盛り上がると思います。