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リレー寄稿

地域防災の担い手をご紹介

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【ぼうさいこくたい編】丸谷浩明(まるやひろあき)

東北大学災害科学国際研究所 教授

主な活動地域
宮城県 全域
最近の防災・減災活動

生年月日:1959年8月4日
出身地:埼玉県
最近の防災・減災活動:
1)「中小企業BCP導入ガイド~BCP策定を目的意識、戦略の差異を踏まえて実効性重視で解説~」(独自開発)をこちらから公開。
2)熊本大学と連携して熊本にて事業継続計画(BCP)策定・改善のための3回連続講座を9月から実施中。概要はこちら
3)東北大学で「防災・業務継続計画」の導入と訓練による改善を支援。概要はこちら
4)研究室の寅屋敷助教とともに、地方都市の帰宅困難者問題を研究中。

・「ぼうさいこくたい」の開催を通じて、感じられたことを教えてください。

まず、第2回の「ぼうさいこくたい」を仙台で開催いただき、仙台住民の一人として感謝申し上げます。仙台は2015年に国連防災世界会議をホストし、「仙台防災枠組み」という世界の防災の指針に名前を冠することになりましたが、当時は、この名誉に内容が伴うのか、正直、私には自信が持てませんでした。その後2年半、「ぼうさいこくたい」の開催で、仙台をはじめ東北被災地の各主体が進めた復興と防災の取組を発信し、そして学び直す機会を再び得ることができました。世界防災フォーラム及び防災産業展も同時開催したことで参加者は1万人以上となり、これで仙台は、防災の先進地とは言えずとも、防災に熱心に取り組む地域であると胸を張れる自信がついたものと思います。 行事の内容は非常に多様なものとなり、同時並行の行事も多く、各行事間の調整のお手伝いした私でも、全体像はとても見渡せませんでした。また、個々の行事を見に来られた多くの方が、それだけで防災の取組を進めるという簡単な話ではないでしょう。しかし、ぼうさいこくたい等の各行事を主催したり、積極的に手伝ったりした人は、一般市民の方でも、企業の方でも、防災の専門家でも、防災に取り組む決意をより強め、連帯感を確かに感じたことと思います。その意味で、「ぼうさいこくたい」を東京以外で実施する意義は、防災を日本全国に広めるために大きいと改めて感じました。 また、仙台にお集りいただけた全国及び世界の防災関係者にとっても、防災の仲間と手を携えて前に進むという意思を一層固め、相互連携を改めて確認する機会になったと推察しています。その意味では、一番集まりやすい東京での開催にも、大きな意義があると思います。 仙台から感謝を込めつつ、最後に皆様に、「次のぼうさいこくたいでまた一緒に活動しましょう!」
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