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内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

リレー寄稿

地域防災の担い手をご紹介

寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

井上基之(いのうえもとゆき)

認定NPO法人新潟NPO協会 事務局長

主な活動地域
新潟県 全域
最近の防災・減災活動

生年月日:1980年2月23日
出身地:新潟市
最近の防災・減災活動:
新潟市教育委員会からの委託により、新潟市「防災教育」学校・地域連携事業を新潟市内全小中学校168校対象5ヵ年計画で展開している。 当該事業の実施主体である(公社)中越防災安全推進機構と、認定NPO法人新潟NPO協会の連合事業体「新潟市防災教育コンソーシアム」の事務局長を兼務している。

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・地域防災にはまったきっかけは?

東日本大震災発災直後の陸前高田市における支援活動で、津波に流されていたランドセルを目のあたりにしたことがきっかけです。それまでも災害支援活動への関わりはありましたが、地域や家庭における防災活動の重要性を改めて感じた出来事でした。

・地域防災に関わって、改めて大切だと感じたことは?

地域に存在する学校・公民館などの拠点と、コミュニティ組織が連携して取り組むことが大切だと感じています。避難訓練や防災講座はバラバラに実施していて、継続性・連続性に乏しい場合が多いです。せっかくの取り組みなので有機的なつながりの中で、いざというときにはお互いが一緒に動けるような関係づくりをしておくことも必要だと思います。

・地域防災・減災に取り組んでみて感じる今の社会課題は?

月並みですが、地域における「つながりの希薄化」は大きな社会課題です。災害時要援護者(高齢者・障がい者)支援や子供たちへの防災教育に関わる中で、都市化・核家族化の進行によって「共助・互助」の力が失われつつあります。そうした中で、「まずはお互い(顔や活動)を知ること」から少しずつ関係性を構築できるよう、新潟市「防災教育」学校・地域連携事業の取り組みを進めているところです。

・TEAM防災ジャパンの一員に推薦!という方をご紹介ください。

地域・学校における防災教育に積極的に取り組んでいるNPO法人ふるさと未来創造堂の常務理事・事務局長である、中野雅嗣さんを紹介します。

・TEAM防災ジャパンへの想い、メッセージをお願いいたします。

今回のリレーエッセイで「TEAM防災ジャパン」の存在を知りました(失礼)が、「全国各地で活動する防災の担い手や支え手の方を応援する防災情報支援オンライン基地」とのことで、とても大切な組織だと思います。今後の発展と、ネットワークの広がりを楽しみにしています。
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