寄稿者様への御連絡は、各御所属先へお問い合わせください。
・防災に取り組み始めたきっかけは?
2011年の東日本大震災の時に被災地支援に入ったのがきっかけです。その後危機管理事業継続部の所属となり、現在テロやサイバー攻撃などの危機管理、BCM(事業継続管理)を活動の中心としています。
・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。
最近の活動ですが、この4月に会社の災害時ポケットマニュアルをリニューアル刷新し社員の家族も含めて配布しました。家族を守るFCP(Familiy Continuity Plan)を具現化するアクションのひとつとして実行しました。災害時にまずは自分と家族の生命の安全を確保することができなければ、社員も有事に会社の業務継続(BCP)に当たることはできません。日頃から家族で災害時の対応を確認し、いざという時も落ち着いて行動できるようにしておくことが大切です。BCMの前にこの基本原則に立ち返り、その重要性にあらためて気づかせてくれたのは、徳島県の大塚製薬工場のBCM委員会事務局の喜田哲也様です。昨年の訪問時にいろいろご教授いただきました。家族を守ることができなければ組織を守ることはできません。この基本を社内でも引き続き徹底させていきたいと考えています。
・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。
自然災害だけでなく有事には、平時からの準備が非常に重要で、ネットワーク・つながりは勿論、コミュニティ作りが大切です。そのために、平時より「繋がり」を意識して地元の地域コミュニティに参画することも重要です。年配やお年寄りの方だけでなく、若い方が積極的に参加できる工夫が重要なのではないでしょうか。
・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。
「アクサユネスコ協会減災教育プログラム」でご一緒させて頂いた日本ユネスコ協会連盟事務局主任の上岡あいさん、アクサ生命がバックアップ拠点としてのホットサイト「札幌本社」を設立した際に行政サイドからご尽力いただいた札幌市渋谷課長(当時経済局所属)、北海道庁の三橋課長(当時経済部産業振興課所属)、新建新聞社リスク対策ドットコム編集長大越聡様です。
・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。
防災・減災、事業継続(BCM)、危機管理もすべての基本はまずは命を守り、大切にすることから始まると思います。TEAM防災ジャパンサイトを通じて、多方面の方と繋がり、新しい気づきや発見、シナジーが生まれることを期待しています。
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