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リレー寄稿

地域防災の担い手をご紹介

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【ぼうさいこくたい編】今村文彦(いまむらふみひこ)

東北大学災害科学国際研究所・所長

主な活動地域
宮城県 全域
最近の防災・減災活動

出身地:山梨県
最近の防災・減災活動:
災害科学国際研究所 http://irides.tohoku.ac.jp/
みやぎ防災・減災円卓会議 http://entaku.main.jp/entaku/
FM仙台 SUNDAY MORNING WAVES http://www.datefm.co.jp/bousai/

・「ぼうさいこくたい」の開催を通じて、感じられたことを教えてください。

「ぼうさいこくたい2017」および防災産業展2017と共に第一回「世界防災フォーラム/防災ダボス会議@仙台」を開催させていただきました。国内・国際対象のイベントの合同企画による相乗効果により、産・官・学・民から多様な防災関係者が多くお集まりいただき、地元の市民の方々とともに防災・減災に関して議論できたと思います。 会場となった仙台国際センターおよび東北大学川内萩ホールには、延べ1万人を越えた参加者があったと報告を頂きました。世界防災フォーラムだけでも、40以上の国・地域から900名以上にご参加をいただき、50のセッション、約100のポスター発表等が行われ、さらに、被災地のスタディツアー・エクスカーションも実施出来ました。 一連の会議では、東日本大震災の経験を国内外に発信しつつ、世界レベルで防災が議論されました。また、防災に向けた具体的な解決策を共有し、新たな取り組みの創出が見られました。特に、市民・若者からの参画の中で、伝承・文化、教育・啓発の紹介や議論が多く見られ、さらに学術分野からもElsevier出版会社による【災害科学】分野の現状分析についての報告がありました。東北大学においては、指定国立大学の認定を受けて設置された世界トップレベル研究拠点としての「災害科学」のキックオフシンポジウムが国内外からの参加者を多数いただき開催できました。ご協力・ご参加くださいました方々に、心より御礼申し上げます。 地元では、事前に仙台防災枠組の市民講座を開催し、メディアから本合同企画を特集として紹介し、歓迎ムードの盛り上げのために市内アーケード街にすべてに開催フラッグを挙げ、市内の全小学校に案内を出していただき、市民参加の醸成を創ることが出来たと思います。2018年8月、世界防災フォーラムと協力する「防災ダボス会議」が、スイス・ダボスで開催されます。次回の世界防災フォーラムは2019年の予定です。今後も、国際社会との連携を深めながら、防災社会の構築に尽力してまいりますので、引き続き皆さまのご支援・ご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。
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