リレー寄稿
地域防災の担い手をご紹介
小川愛(おがわあい)
日本アイ・ビー・エム株式会社 社会貢献部長、第9期東京都生涯学習審議会委員
- 主な活動地域
- 東京都 中央区
- 最近の防災・減災活動
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生年月日 : 1963年10月8日
出身地 : 東京都 (育ちは東京都、愛知県、広島県、千葉県、茨城県)
最近の防災・減災活動について : 登壇したセミナー等
・UNSIDR駐日事務局主催 「防災・減災における民間セクターの役割~第3回国連防災世界会議に向けて~」(2015年2月13日開催)
・国連防災世界会議パブリックフォーラム「民間連携で進める今後の防災・復興支援活動(日本モデル)のあり方~東日本大震災での取り組みと学びから~」(2015年3月16日)
・NPO法人、中間支援団体、企業が参画する「民間防災および被災地支援ネットワーク」というネットワーク組織で、これから注目を浴びる必要がある“防災真剣企業”(企業の防災・減災について、平時から真剣に考え、取り組んでいる企業) をいかにして増やしていくか、について取り組み中。 - ソーシャルリンク
・地域防災にはまったきっかけは?
まだ現職に着任する前の2011年5月、仕事で遠野から釜石、陸前高田を車で通る機会がありました。当初、震災後間もないこの時期に、当事者でないそしてそのときはボランティア目的ではなかったので、そのような者が被災地を車で通るのはよくないのでは、と躊躇していました。が、遠野でお会いした方が「日本人として、将来のためにも自分の目でしっかり見ることは絶対に必要」と被災地への訪問を進言してくれました。それは正しかったです。あの時にみた風景、感じたことは、その後企業の社会貢献部門を担当する私の、防災・減災を考える上での原点となっています。・地域防災に関わって、改めて大切だと感じたことは?
企業に属していると、地域防災=企業の防災・減災ということになりますが、そこで改めて感じることは、自分の思いを伝えることの大切さ。企業では、何をするのでも社内外の関係者が多いです。思いが強いだけの感情論にならず、企業として取り組むべきこと、支援すべきことを整理し、明確に伝える、理解を得る、実行に移す、そのひとつひとつの努力があって、その先にあるものを守ることができると痛感しております。