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【ぼうさいこくたい編】栗田暢之(くりたのぶゆき)

認定NPO法人レスキューストックヤード・NPO法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク 代表理事

主な活動地域
東京都 全域
最近の防災・減災活動

生年月日:1964年10月22日
出身地:岐阜県
最近の防災・減災活動:
・毎日新聞コラム「命を守る~防災の現場から」(2017年4月より隔週掲載)
・清流の国ぎふ防災・減災センター「防災リーダー育成講座」講演
・名古屋市「災害ボランティアコーディネーター養成講座」講演
・「九州北部豪雨活動報告会」主催
・「市民セクターのための南海トラフ巨大地震対応連続講座」主催

・「ぼうさいこくたい」の開催を通じて、感じられたことを教えてください。

今年度の「ぼうさいこくたい」は、子どもからお年寄り、素人からプロまで実に幅広く「防災・減災」について学ぶことができる様々なプログラムが展開され、とても充実した内容であったと感じました。私は、ボランティア・NPO等の立場から、行政や社協、企業等多様なセクターとの連携について考えるセッションとクロージングセッションに登壇させていただきました。 思えば、「ボランティア元年」と言われた1995年の阪神・淡路大震災から22年が経過した今、このような全国的な場で、「連携・協働」の重要性を語ることができるなどとは、当時は想像もしていませんでした。しかし今や、ひとたび災害が発生すると、ボランティア・NPOがいない現場はないと言えるほど、その存在は不可欠になっています。ただし、それぞれの支援活動が重要である一方で、NPOと災害ボランティアセンター、またボランティア・NPO間の連携については、まだまだ不十分な点があることは否めません。特に、警戒される首都直下型地震や南海トラフ巨大地震、千島海溝巨大地震など、相手が広域であればあるほど、もっと連携して望まないと太刀打ちできないと考えています。この意味で、私たちボランティア・NPOは「虫の眼」と「鳥の眼」の両方を見据えた体制作りを充実させ、さらに多様なセクターとの一層の連携・協働をめざさなければなりません。 今回、まさに、こうした連携・協働の重要性を教えてくれた東日本大震災の現場で「ぼうさいこくたい」が開催され、改めてその教訓を確かめ合うことができる機会となりました。関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。
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