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噴火危険予想図を策定 乗鞍岳火山防災協/岐阜
岐阜県高山市や長野県松本市などの関係者でつくる「乗鞍岳火山防災協議会」は14日、岐阜、長野県境の乗鞍岳が噴火した場合の危険箇所や避難施設を示すハザードマップを新たに策定し、新年度から活用していくことを決めた。ハザードマップは、過去の噴火に基づくシミュレーションに沿って、降灰や噴石、火砕流などの到達範囲を示した。気象庁火山課の及川輝樹調査官は「ハザードマップは最大規模のマグマ噴火が起きた場合を想定したが、まずは水蒸気噴火にどう対策するかを考えるべきだ」と指摘した。ハザードマップの策定が地域住民や山小屋関係者などに災害への備えを促す一方、過剰な危機意識が登山や観光客の減少につながると懸念する声もある。国島芳明高山市長は「噴火の想定を公表していくとともに『乗鞍が危ない』と誤解されることが無いように説明していく」と話した。【3月15日 中日新聞より】
▼岐阜県 「焼岳火山噴火対策協議会」・「乗鞍岳火山防災協議会」合同協議会の開催について
http://www.pref.gifu.lg.jp/event-calendar/c_11115/280325-yake-nori-kyogikai.html