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静岡県から首長にホットライン 風水害訓練で危機感直接伝達

梅雨後半の大雨に備え、静岡県は27日、風水害対応の情報伝達訓練を県庁などで行った。河川を管理する県各土木事務所長から管内市町の首長にホットラインをつなぎ、洪水発生の危機感を直接伝える手順を初めて確認した。訓練は梅雨前線の停滞で県内各地が記録的な大雨に見舞われたと想定。市町に対し、河川水位を監視する県交通基盤部は的確な情報を提供し、県危機管理部は被害や住民避難などの状況を把握した上で支援対策を検討する能力を磨いた。二つの部が同時シナリオで訓練するのは初めてであり、出先機関を合わせて計約100人が参加した。県沼津土木事務所の森田尚孝所長は、「訓練を通じ、ホットラインの存在を認識してもらうことが重要。本番の時にスムーズな情報伝達ができるようにしたい」と話した。【6月27日 静岡新聞より】