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「九州北部豪雨」と命名=大雨では2年ぶり-気象庁
気象庁は19日、福岡県、大分両県を中心とする5日から6日の大雨について、「平成29年7月九州北部豪雨」と命名した。大雨の命名は茨城県で洪水被害が起きた「平成27年9月関東・東北豪雨」以来、2年ぶりである。九州北部では5年前に「平成24年7月九州北部豪雨」もあった。気象庁による命名は自然災害の経験や教訓を後世に伝えることなどが目的で、政府による激甚災害指定などとの関係はない。気象庁は2003年の十勝沖地震などをきっかけに命名の目安を定めており、豪雨の場合は「損壊家屋等1000棟程度以上、浸水家屋1万棟程度以上など」を目安としている。今回の被害はこの目安に該当しないが、気象庁の太原芳彦気象防災情報調整室長は「線状降水帯による局地的集中豪雨で大量の土砂や流木が下流まで流れた。人的被害も考慮して命名した」と説明した。【7月19日 時事通信より】
◆気象庁「平成29年7月5日から6日に九州北部地方で発生した豪雨の命名について」
http://www.jma.go.jp/jma/press/1707/19a/20170719_gouumeimei.html