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【歴史・教訓】長浜で川が氾濫 急激増水で対策間に合わず/滋賀
滋賀県長浜土木事務所によると、台風5号の大雨で長浜市の姉川が氾濫し、住宅などが水につかる被害が出たことについて、県は、川が急激に増水したため住民に委ねていた水をせき止める対策が間に合わなかったと見られるとしている。姉川の堤防の一部は、県道が通るために1.5メートルほど低くなっている部分があり、これまで川が増水するおそれがある場合には地元の自治会が、天気予報や雨の降り方、それに川の水位などのほか過去の経験も参考にしながら判断し、角材を積み上げて「せき」を作り、水があふれるのを防いでいた。滋賀県長浜土木事務所の藤本義輝課長は「急激な雨が降ることが増え、対策も難しくなってきているので、住民との連携を進めていきたい」と話していた。水害対策に詳しい関西大学環境都市工学部の石垣泰輔教授は「最近は短時間に記録的な雨量が観測されることも多くなり、住民の従来の経験だけでは対応しきれない災害も増えてきている。住民が収集できる情報には限りがあり、やはり国や自治体が適切な情報を住民に届けるシステムを整える必要がある」と話している。【8月8日 NHKニュースより】
▼滋賀県水害情報発信サイト
http://www.pref.shiga.lg.jp/h/ryuiki/hanran/index.html