ニュース
防災関連の最新ニュースをご紹介
【防災施策】津波対策で地下鉄に蓄電池を整備 神戸市営海岸線/兵庫
南海トラフ巨大地震による津波浸水と広域停電に備え、兵庫県神戸市交通局が浸水想定区域内を走る市営地下鉄海岸線(三宮・花時計前-新長田)で進めていた非常時走行用の大容量蓄電池の整備が12月中に完了する予定である。乗客を乗せた電車が駅間に停止し、避難の途中で浸水被害に遭うのを避けるため、最寄りの駅まで運行できる電力を確保する。駅間が最も長いのは、ハーバーランド-中央市場前間の約1.4キロで、この間で電車が立ち往生した場合、乗客の避難完了までに60分が必要とされる。津波到達までには間に合うが、車いすなど介助が必要な人がいるケースはさらに時間がかかる可能性がある。蓄電池は、同線に電力を送っている変電所で平時に充電し、停電時は運行中の全電車を10分間走らせることができる。電車が直近の駅まで移動できることで、避難時間が30分まで短縮される。【11月10日 神戸新聞より】
▼神戸市 大規模地震による津波浸水・広域停電に備えて
http://www.city.kobe.lg.jp/information/press/2017/11/20171109706601.html