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【技術・仕組】静岡県立大、LPガスと太陽光発電で防災通信
静岡県立大学はスカパーJSATなどの民間企業と組み、LPガス発電や太陽光発電によりWi-Fi通信ができるようにする「完全自立型防災情報通信ステーション」を開発した。21日に静岡市内の草薙キャンパスで、発電や通信環境などの実証実験をした。実験では大規模災害時の停電や通信遮断を想定。発電機製造の昭栄が、停電すると自動的に稼働し最大5キロワットを発電するLPガス発電機を提供した。発電開始後、衛星インターネットによるWi-Fi通信が可能になり、40立方メートルのLPガスで24時間以上の稼働が見込めることを確認した。余剰電力で炊き出し訓練も実施。同大学の体育館は静岡市の避難所に指定されており、今後も災害時を想定し効率的な通信環境の整備を目指す。【11月21日 日本経済新聞より】