運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

ニュース

防災関連の最新ニュースをご紹介

記事が削除される等の理由で、リンク切れとなる場合があります。ご了承下さい。

【普及啓発】ブロック塀、防災の盲点 校舎を優先、屋外後手に

1978年の宮城県沖地震では、倒壊したブロック塀の下敷きになって10人以上が亡くなった。これを受けて1981年、ブロック塀の耐震基準を定めた建築基準法施行令を改正し、基準を強化した。しかし、1995年の阪神・淡路大震災や2016年の熊本地震でもブロック塀の倒壊が相次いだ。名古屋大減災連携研究センター長の福和伸夫教授は「家屋倒壊などの目立つ被害が注目されたため、学校の校舎のような建物の耐震化が優先されてきた」と指摘する。ブロック塀の倒壊による被害をなくすには、撤去してフェンスや生け垣に変えることが重要ということである。各自治体が撤去費用の一部を助成する制度を設けているが、個人所有の塀の場合は行政が強制的に撤去できず、対策が必ずしも進んでいない。福和教授は「行政による危険箇所のチェックだけでなく、住民自身が通学路などを歩いて安全点検をする必要がある」と話す。【6月19日 中日新聞より】
▼建築基準法施行令 (塀)第六十二条の八
http://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=325CO0000000338_20180401_429CO0000000156&openerCode=1#507