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【技術・仕組】「アイデアde賞」でグランプリ 津の榊原温泉病院「災害時用エアー担架」/三重
東京都で7月に開催される「国際モダンホスピタルショウ2019」の特別企画「現場のひらめきをカタチに!第12回みんなのアイデアde賞」で、三重県津市の榊原温泉病院が考案した「災害時用エアー担架」がグランプリを受賞した。担架は、火災や地震といった災害時に、緊急で患者を搬送する際に使用する。市販の寝袋とバルブを開けると自動で膨らむエアマットを組み合わせ、患者の体を固定するためのベルトを取り付けた。床と接する面にはプラスチック製のシートを使い、階段も滑り降ろすことができるよう工夫した。女性2人でも安全かつ迅速に搬送できるのが特徴ということである。災害用の担架は市販されているものの十万円以上と高価なため「別の商品や素材を代用して手作りできないかと考えた」と考案した小堀輝美看護師長は振り返る。コンパクトに丸めて保管できるよう、強度がありつつも硬すぎないプラスチック製のシートを探したり、エアマットやシートを寝袋に縫い付けたりと試行錯誤を重ねて完成にこぎ着けた。【6月16日 中日新聞より】
▼国際モダンホスピタルショウ2019 みんなのアイデアde賞
https://noma-hs.jp/hs/2019/idea/