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【防災施策】東日本大震災時の対応を伝承 宮城と高知の2市町が初会合
東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県東松島市が、南海トラフ巨大地震で国内最大の被害が予想される高知県黒潮町に対し、震災時の対応を伝承する初めての会合が27日、東松島市役所で開かれた。同町は今後2年間で同市を含めた被災地の知見を取り入れ、防災計画の改訂を目指す。この日の初会合には同市や同町の職員ら14人が参加。基調講演で同市の渥美巌市長は、震災時の災害対策本部設置や避難所運営の流れなどを説明。また、「震災直後は住むところの確保が最初(の対策)になる」と指摘し、仮設住宅を建てる場所の確保が重要だと訴えた。震災がれきの処理についても触れ「(処理する場所を)できるだけ複数持つことが基本だ」とした。今回の会合について大西町長は「(会合の内容を)いったん防災計画に反映させて訓練を行い、また計画を考えるという、いいサイクルにしていきたい」と話していた。【8月27日 産経新聞より】