寄稿者様への御連絡は、各御所属先へお問い合わせください。
- 主な活動地域
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東京都 全域
- 最近の防災・減災活動
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生年月日:昭和35年11月11日
出身地:兵庫県(東京都より出産直前に甲子園へ)
最近の防災・減災活動について:自衛隊、消防へのPPE教育や国立大学医学部での非常勤での講義、エボラや新感染症などの対策ならびに、被災地での石綿調査、火山調査など目に見えない有害物質と健康について日々精進しています。
冊子等:噴火時に健康を守る(共著)、災害関連雑誌投稿多数、防災セミナー等
・地域防災にはまったきっかけは?
労働衛生や感染症対策等の個人防御を担当し、東日本大震災発生後即時被災地に赴任し約20000人に教育を行いました。その現場で見たものは防災担当者、作業者やボランティアの個人防護に対する知識、スキルの低さでした。これはなんとかせねばみんな死んでしまうと思い継続をしています。
・地域防災に関わって、改めて大切だと感じたことは?
1)どんなに防災・減災を進めてもそこにリスクは残ってしまいます。個々人に災害時如何なる理由であろうと失ってはならないものを考えて頂きたいと思っています。
2)また災害への関心を維持し本質を見極める事だと感じています。
3)知識xスキルx装備の概念を全ての方々に理解して頂き次の世代へ繋げて行く事だと感じています。
・地域防災・減災に取り組んでみて感じる今の社会課題は?
1)災害対応はコストではなくインシュアランスの問題に切り替えなければならないと考えています。
2)気持も大切ですが頭でっかちになっていて、現場を理解していない方々が多すぎるので私なりに対応を進めているところです。
3)図上訓練から現場に真の防護を根付かせる事。
・TEAM防災ジャパンの一員に推薦!という方をご紹介ください。
災害現場では様々な活動が行われますが、現象から見ると衛生面が欠落していると強く感じています。
被災現場のリスクを現地調査・分析し警鐘を鳴らしている先生方をご紹介したいと思います。
地震・津波災害後の石綿問題に対しては、NPO東京労働安全衛生センターの外山尚紀先生
災害時マスクプロジェクトを立ち上げ現場でマスクを配り続けてくれた、中皮腫・じん肺・アスベストセンターの永倉冬史 先生
火山噴火については先生方が調査研究されていますが、火山噴火が人体に与える影響を研究されている、国立保健医療科学院 健康機器管理研究部 上席主任研究官 石峯康浩 先生をご紹介したいと思います。
・TEAM防災ジャパンへの想い、メッセージをお願いいたします。
普段出来ない事は、緊急時も出来ないのは自明の理で、東日本大震災で残された言葉の中に『備えていた事しか、役に立たなかった。備えていただけでは、十分でなかった。』と後世に伝えるべき素晴らしい言葉が残されています。
TEAM防災ジャパンの皆様には、多くの方々が減災・防災に向けて準備を進めておられますが、命を守るためにも装備を持ったのならば正しく使えるよう情報発信をして頂ければと願っています。
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