ニュース
防災関連の最新ニュースをご紹介
【地域防災】防災発信、職種超え一丸 消防団OBら、静岡県西部で企業組合
静岡県の袋井、磐田両市の消防団OBや防災士資格者が中心となり、防災関連品の販売や紹介、啓発イベントを行う企業組合「ククデココ」を設立した。大規模災害時、ライフライン復旧までに必要な食料や身の回り品を紹介した独自の防災カタログをまとめたほか、非常時の生活拠点になるユニットハウスをモデル的に設置した。消防団などを通じて知り合った仲間が、災害が相次ぐ中で危機意識を共有。建築士や薬剤師、製茶業など、多様な職業の12人が手を組んだ。ユニットハウスは長期の避難にも対応できる省エネで循環型の生活を想定し、冬季の避難を踏まえて屋根や壁、床に断熱性が高い素材を使い、ろ過して飲料水を確保するため雨水の貯水タンクも配置。日ごろは母屋の離れや作業場所としての利用も提案する。元袋井市消防団長で防災士資格を持つ同組合理事長の高橋竜二さんは「南海トラフ地震発生の切迫性が叫ばれる中、まだまだ備えへの意識は足りないと感じる。まず地元の県西部で事業をスタートし、いずれ全国に広げたい」と意気込む。行政と連携した防災講演会や防災品展示なども検討している。【1月30日 静岡新聞より】
▼シンワハウス ククデココ企業組合と"ククハウス"
http://www.shinwahouse.jp/kuku-house.html