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【地域防災】災害時に必要な支援の共有を 「弱者安心ネット高松」が豪雨被災地調査/香川
香川県高松市の有志団体「災害弱者安心ネットワーク高松」が、災害に備えた取り組みを進めている。ネットワークは2019年6月、高松ボランティア協会事務局長の武田佳子さんと被災地のボランティアに通う藤田敏則さんが発起人となり設立。月に数回集まり、高松県内の養護学校や障害者団体に対し、災害時に必要となる支援についてアンケートを実施してきた。2月には西日本豪雨の被災地を訪問してヒアリング調査を実施した。ネットワークでは今後、約1000人を目標にアンケートを集め、障害者団体などと情報を共有し、行政に支援を求めていく。藤田さんは「弱い立場の人たちが声を上げることで、災害に強いまちづくりにつながる」と期待を込める。自身も手足に障害を持つ武田さんは「障害によって必要な支援は全く違う。行政に頼るだけでなく、地域で助け合える体制を作っていきたい」と語る。【3月6日 毎日新聞より】