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【防災施策】水害時の廃棄物量推計へ 岡山県、豪雨教訓踏まえ着手

西日本豪雨の教訓を踏まえ、岡山県は本年度、水害時における廃棄物発生量の推計作業に着手する。推計は各地域のハザードマップで示された浸水想定区域に基づき、全壊、半壊などの被災建物数から最大規模の被害を想定し算出。水害では廃棄物に土砂が多く付着するといった特徴もあることから、豪雨の実績も踏まえる。市町村には地区ごとといった詳細なデータを示す見込み。災害ごみの処理方針を定めた「県災害廃棄物処理計画」では、環境省の指針に基づき、床上浸水で生じる廃棄物を1棟当たり4.6トンなどとしている。県はこれらの数字を基に西日本豪雨による廃棄物量を当初30万トンと見込んでいたが、2階までの浸水を想定しておらず、見込み以上に土砂が付着するなどしたため、44万トンに膨らむと推計されている。同計画では各市町村に災害時に備え、仮置き場の候補地選定を求めており、県は被害規模を示すことで選定を促したい考えである。【4月13日 山陽新聞より】