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【防災施策】水害…行動いつ、何を 静岡県「マイ・タイムライン」普及を促進

静岡県はモデル地区での成果などを踏まえて本年度、「マイ・タイムライン」の各地への普及に向けた取り組みを加速する。市町職員らを対象にした住民向けワークショップの手引書も新たに用意し、マイ・タイムラインの作成を進めて水害時の「逃げ遅れゼロ」を図りたい考えである。ワークショップの手引書では、住民が(1)防災知識を有する講師役から地域の水害リスクを学ぶ(2)洪水時に得られる情報の入手手段や避難判断の方法を知る(3)実際にマイ・タイムラインを作成するの3段階で理解を深める構成を掲げている。県は今後、活動主体となる市町の防災担当職員や地域の防災リーダーらに向けて手引書を使った講習も予定する。県危機対策課の酒井浩行課長は、ワークショップ形式の普及活動について「手間は掛かるが、地域ごとに異なるリスクを知って各自の避難行動の目安を考える有効な手段」と説明。市町職員らを対象にマイ・タイムライン研修会を開いた県河川企画課の望月嘉徳課長は「地域でのコミュニケーションをきっかけに水害を『わがこと』として捉えられる」と利点を強調する。普及に向けた取り組みを既に始めた自治体もある。静岡市は昨年12月、オリジナルのマイ・タイムライン資料を公表。同市危機管理課の杉村晃一係長は、比較的簡単に作成できるシンプルな行動計画表を目指したとした上で「避難時の注意点や防災情報の意味など、マイ・タイムラインの作成によってハザードマップの裏面に示す内容も知ってほしい」と期待を込めた。【4月12日 静岡新聞より】
▼静岡県 マイ・タイムライン
https://www.pref.shizuoka.jp/bousai/event/mytimeline.html