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【防災施策】高潮の氾濫危険水位、東京都が新基準 水防計画改定
東京都は2020年度の水防計画を策定した。台風などによる高潮で海岸や河川の氾濫の恐れがある場合、周辺住民に危険を知らせる水位の基準「高潮氾濫危険水位」を設けた。住民への避難勧告などは区市町村ごとに判断しているが、一定の基準を設けて住民に危険を知らせることで、避難などを促し確実に被害を減らすのが狙いということである。都は15年の水防法改正に伴い、沿岸部を中心とする12区に基準となる水位を設定した。荒川河口部の水位が最も低くなる大潮の干潮時から3.6メートル上昇した場合、千代田・中央・港など5つの区の周辺住民に危険を周知する。また都は計画策定にあたり、管理する1級・2級河川のうち注意が必要な場所を詳しく調査。高潮などによる水害に注意が必要な場所は244カ所と、19年度より7カ所減った。【4月13日 日本経済新聞より】
▼東京都 東京都水防計画の改定
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/04/13/02.html