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【防災力強化】記録的大雨が噴火のきっかけか ハワイ・キラウエア火山―米マイアミ大
米ハワイ島のキラウエア火山で2018年5月に起きた噴火はその前の記録的な大雨がきっかけになった可能性があると、米マイアミ大の研究チームが26日までに英科学誌ネイチャー電子版に発表した。研究チームが地上観測と衛星観測のデータを合わせて解析した結果、同火山の2018年1~3月の雨量は約2250ミリと判明。この時期の過去19年間の平均雨量は約900ミリで、2倍を超えた。1790年以降の噴火を調べたところ、6割が雨期に始まっており、1924年には4月の大雨の後、5月に噴火が起きていた。研究チームは地下の圧力の高まりをコンピューターでシミュレーションしただけで、マグマへの影響を具体的に示したわけではない。しかし、大雨が噴火のきっかけになる場合、地球温暖化で異常な大雨が増え、世界各地の火山で噴火に至るケースがあるかもしれないということである。【4月26日 時事通信より】
▼Nature Japan 噴火と雨:2018年のキラウエア火山の噴火を極端な降雨が誘発した可能性
https://www.natureasia.com/ja-jp/nature/pr-highlights/13292