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【技術・仕組】広野町と東大のベンチャー企業など協定 AI活用の防災事業/福島
AIを活用した防災モデル事業を行う、福島県広野町と東大の学内ベンチャー企業「Arithmer(アリスマー)」、同町の大和田測量設計は3日、町役場でAIスマートシティー推進協定を締結した。アリスマーは、大和田測量設計が最新式ドローンで測量した町内の地形データをもとに、AI技術を活用し洪水や津波発生時の精密な被害予測シミュレーションを行う。町の防災対策に役立てるほか、災害発生時に罹災証明を迅速に発行し早期の復旧につなげる仕組みの構築を目指す。耕作放棄地の特定や農業機械の自動運転など農業分野へのAI活用も見込む。アリスマーの大田佳宏社長兼CEOは締結式後、報道陣の取材に「東日本大震災からの復興を成し遂げ、防災への意識が高い広野町で事業を進めたいと考えた。全国、世界へと発信できるモデルを構築したい」と語った。【6月4日 福島民報より】