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【地域防災】日田市の防災ラジオ明暗 大音量で早期避難促す、停電の中津江村では電池切れ/大分
大分県日田市が6月から試験運用を始めた防災ラジオが被災者の早期避難に一役買っている。最大音量で避難情報が流れ、赤いランプが点滅することで危機意識が高まるという。一方、同市中津江村ではほとんどのライフラインが途絶。停電は4日ほど続き、防災行政無線や固定電話が使えなかった。携帯電話もつながりにくい状態に。ケーブルが断線し、テレビも見られなかった。避難所の男性は「防災ラジオは停電で使えず、電池も1~2日しかもたない。情報がない中、頼りにしていたのに残念」と話した。地元消防団が支援物資の乾電池を配るなどしたが、停電が長引く被災地での情報伝達に課題を残した。市防災・危機管理課の梶原秀一課長は「しっかりと検証する。市民には乾電池の備蓄などをお願いしたい」と話している。【7月15日 大分合同新聞より】