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【防災施策】気象庁の予報「実力不足」と長官 熊本の豪雨、想定以上
4日に熊本県南部を襲った豪雨について、気象庁の関田康雄長官は15日の定例記者会見で「前日の段階で災害の可能性が極めて高い(大雨の)状況は想定していなかった。我々の実力不足」と述べ、予報精度の向上が必要との認識を示した。そのうえで、被災地では3日夜には、避難が必要な警戒レベル4相当の土砂災害警戒情報は出していたとして、「やはり自分の命。空振りは覚悟のうえで、安全な行動を早めに取っていただくしかない」と発言。気象庁の情報が避難に結び付いたかどうかの検証も進める考えを示した。また、2017年7月5日の九州北部豪雨や、18年7月6日から雨が強まった西日本豪雨など7月上旬に多数の犠牲者が出る豪雨災害が続くことについて「ちょっと従前とは違うという意識を持っている」と述べ、異常気象を検討する専門家会議を開く意向も示した。【7月15日 朝日新聞より】
▼気象庁 「令和2年7月豪雨」の観測記録について ~降水量の総和と50mm以上の発生回数の記録を更新しました~
https://www.jma.go.jp/jma/press/2007/15a/heavyrain_20200715.html