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【防災施策】宮城県、最大級の津波浸水想定区域を策定へ
宮城県は7月30日、津波防災地域づくり法で義務付けられた最大級の津波による浸水想定区域を策定するため、有識者でつくる検討会の初会合を県庁で開いた。検討会は有識者ら6人で構成。座長に東北大災害科学国際研究所の今村文彦教授(津波工学)が就任した。三陸沖を震源とする東日本大震災、「日本海溝(三陸・日高沖)」と「千島海溝(十勝・根室沖)」の巨大地震による3つの津波シミュレーションを年内に行い、最大となる浸水範囲を採用する。震災後の土地の自然隆起も踏まえ、内閣府が4月に公表した日本海溝・千島海溝沿い巨大地震の津波想定も参考にする。未策定は岩手、宮城、東京、福井の4都県。宮城県は土地のかさ上げや防潮堤の整備など復興後の地形データが固まったため、策定にこぎ着けた。【7月31日 河北新報より】