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【地域防災】要援護者避難など議論 地域防災力向上シンポ/佐賀
水害から地域を守るための防災を考える「地域防災力向上シンポジウム」が14日、佐賀県唐津市で開かれた。武雄河川事務所長を務めていた九州大大学院の島谷幸宏教授が講演した。島谷教授は、松浦川流域の治水機能について「伝統知の宝庫」と話し、唐津市相知町にある舟の先端のような形をした洪水をそらす土手の「舟形屋敷」や同町に再生された湿地「アザメの瀬」などを挙げながら、洪水の被害を抑える役割を説明した。パネル討論では、消防団や福祉施設関係者ら6人が登壇し、要配慮者の避難の取り組みについて意見交換した。人と防災未来センターの河田慈人さんは、逃げ遅れを防ぐために自力で2階に上ったり、軒先まで出たりする「屋内避難訓練」を紹介した。高齢化率が約7割に上る離島の高島で民生委員を務める野﨑五十鈴さんは、島で自主防災組織を立ち上げ「緊急連絡先を一覧表にして、区長や消防団長まで行き渡るようにした」と説明した。【1月15日 佐賀新聞より】
▼佐賀県 地域防災力向上シンポジウムin佐賀2021を開催します
https://www.pref.saga.lg.jp/kiji00378632/index.html