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【防災施策】255万人避難「困難」 東京都、水害対策見直し
東京都は5日、大規模水害時の避難対策を見直す方針を示した。これまでは、住民255万人を遠隔地に逃がす「広域避難」を軸に被害を減らすとしていた。しかし2019年の台風19号により、移動手段の確保などが難しいことが判明。現実的な避難計画を策定するのは困難と判断した。今後は避難方法を多様化し、安全を確保する。具体的には、建物高層階や安全な知人宅、ホテルへの移動なども選択肢に加える。対策の対象は、超巨大台風で洪水や高潮の被害が予想される17の特別区。これまでの避難方法は「居住する区内にある避難所などへ移動」か「広域避難」の2通りを原則としていた。ただ区内で避難できるのは18万人しかなく、広域避難の対象が255万人まで膨らんでいた。【2月5日 日本経済新聞より】
▼東京都 首都圏における大規模水害広域避難検討会(第5回)
https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/torikumi/1000217/1011825/1012991.html